紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


2015-01-01から1年間の記事一覧

カルビーのフルグラ

カルビーのフルグラが一番おいしいということで結論していいのではないだろうか(次においしいのは大豆のやつね)。最高峰ですよ。そんなのに一番最初に正解にたどり着いていたのは喜ぶべきことであるが、その後に買ってみた他社のフルグラに不満足地獄めぐ…

アリとキリギリスJK

おいおいちょっと、いいのかいって慌てるぐらいに夏がみるみると萎れていくのを見ている。一方的に見ているだけで向こうはこっちのことを気になんかしてない感じだ。四季はゆっくりと脱皮していく蛇のような円環なのか、それとも交代制でうまれて死ぬ、なの…

たとえば夫がふなっしーだったら

夫は人間の皮をかぶったふなっしーで、そのことを普段は決して言いませんけれど、ふとしたときに思い出します。わたしたちが出会ったのは梨園だったから。わたしはかれが梨の妖精だと含み知った上で、半分くらいは好奇心でもって、付き合いました。出かける…

夏の死

季節が冬にうつっていくのは夜が死んでいく感じ。にぎやかしい虫の声がささやかになり、最後には無音になる。年末に音を出すのは人間だけだ。というのは少し早いけれど、昨日あたり、「あ、秋だ」とはっとするお天気で、そんなことは一年前も書いた気がする…

仕事のきらいなきみが好き

少し前だけど、ヒナ氏の仕事の内容が変わって、職場に行く日が少しだけ多くなった。誘われたとはいえ、自分の意志で。あんなに仕事を嫌がってたのに! 今さら効果はないのだがあわててクレームを入れる。週に5日も働くなんて野蛮だよと自分のことは棚に上げ…

リハビリテーション

ここ一週間ほどの何日か出かけていて、またはその後処理のようなもので、非日常が続いていて、しかし今日はこの時間にPCの前に(いつものように)いて、それが、やっと落ち着いてきたなぁと実感させる。そしてまた、わたしは普段になにを書いていたのかわか…

シャバへ

帰ってきた。標高1,000メートル(たぶん)から。すると下界はぬるく蒸し暑い。それでも八月は後半に突入しようとしている、わたしはもう九月十月のことを考えている。ので秋だ。気持ちは秋だ。そして年末だ。明けましておめでとう。ふとほぼ日手帳をみると、…

人として

心地の良いつかれ、と言えばきこえはいいが、朝早く起き(起こされ)、一日中よく動けば日付の変わる前にはどうしようもない眠気がやって来ている。あらがえないのだ。耳の奥には人の声が残っている。子どもの声は高い。そしてやっぱり早口で、理解するのに…

夏休み

夏になった。と毎日思っている。今日から休みをとって、遠く涼しい地方へ行く。とはいえ、大人数でオトナとしてまあまあの規律を守ってだらだらしないといけないので、わたしにとっては労働のようなものである。しかしそんなことを職場の人に言うのは得策で…

林彡

昔に読んだ小説の話をする。少女小説というジャンル、今はもうあまり流行らないのだろうか。めっきり見なくなってしまった。ライトノベルと混ざってしまったのかもしれない。ともかく、ピンクの背表紙のその文庫のシリーズは小学校高学年から中学生の時分に…

そのような、ダイブ

わたしにはなんにもないが、文章だけは書いている、という気が強くしている。最近。日記だけど。学生時代が終わってから出合った人には、どんな風に思われているんだろうと考えてみたりする。バイトもサークルも成績も専攻も生活態度なんかを見てとれず、そ…

(現代文明が苦手)

古いiPhoneをせっせこ使っている。困ることってあんまりない。アプリの起動が遅いとか文字入力が遅いとかインターネットが遅いとかまああるはあるのだけど、そこはそれ、足るを知るというか、こんなものでしょと思っていれば問題ない。最新機種を使ってる人…

彼⇔此

ふっと読んでいた記事がF氏の記事で、堅い話かと思ったら、そんなことはなくて、御巣鷹山ってあれだよね、「グランギニョル未来」。と思って検索したら当たっていた。戯曲の乗っている『新潮』を買い求めたのは昨年のことだけど、結局読んでないな。「宰相A…

業ですね

どうしようもない人の文章を読んでいたら、「平等な社会をつくっていきましょうネ、(もちろん自分も入っている)選ばれた人々で☆」といったようなことが書いてあって(大意)、えーその選民意識どこから出てきたんだよとクラクラした。前半と後半が真剣に真…

ピラティスの先生が変わった

七月の頭からピラティスの講師が変わった。前はゆるふわテイストの若い先生。ロングヘアで服装もゆったりしていた。インド映画で踊ってる女の人みたいな感じ。新しい先生はちょこまかとしていて忙しそう(忙しくなくてもそう見えてしまうぞ)、髪は短く、タ…

梅雨明け、夏、桃

梅雨が明けた。ということは夏になってしまった。なので覚悟をしなければならない。 梅雨明けについて、以前しらべたときに、「明け」の明確な基準はなく、雰囲気とか例年の様子とか鑑みて決めるとあって、そんなざっくりとしたものがこの世には(まだ)あり…

外は雨だよ/布人(ぬのじん)

雨もやんだねそろそろ行こうかと自転車にまたがり2分で雨が降りはじめ、弱まるどころかばらばらとたたきつけるようになり、まじかよとつぶやく。そんなことってありますか? 急いでレインコートをかぶる。バスではもう間に合わない。自転車で行くしかない。…

閑寂

中原中也の詩をとつぜんに思い出し、口の中で頭の中で心の中で何度か反芻してみる。詩は好きだが、好きのラインナップがミーハーなのでそのことはあんまり言わないでいる。中原中也と谷川俊太郎が好きだ。たぶん他にも好きな詩人はいるのだけれど、今は出て…

最近のベランダとレシピ

ここ何日かのこと、朝にベランダに出るといい匂いがしていて、なんなんだろうと思っていたのがもしかしたら夏だからなのかなとか思ったりする。太陽が空気をあたためて(というかあたためまくって暑い)いるのと、もしかしたら植物たちの呼吸とかが関係して…

タオルママ

職場の若い人と話していて、かれがストライキもハンガーストライキも知らないと言っていてびっくりした。「これからストライキをします」という言葉をきいて、「どうぞどうぞ」と言った。ハンガーストライキのなんたるかを知らずに永遠に行き違ってしまうの…

かさぶた

その人の恋が終わりそうなことについて、もうほんとうに、しょうがないよねというしかないのだけど。いちおう、はじまりから聞いていて、盛り上がるところとか、相手の素敵なところとか、たくさん知っているから、あなたが教えてくれたからだけど、もう一回…

このまま夏になるのかと思っていたのが、急に梅雨がというか颱風が雨を降らせていく。久しぶりに職場に行けば、うっちゃっていった業務がそのままのしかかってきててんてこまいである。てんてこ舞い、どんな舞い? ベランダではゴーヤとシソとニカンドラがも…

顔に穴

意識が散逸。いろんなものにわたしが存在している。空気中の水分に顔が反射している。鏡みたい。たくさんの。わたしの。目玉めだま覗き込む目玉。白目の青さ。わたしはここにいないので。ぜんぶ。 ★ ある日、左の頬に小さな穴があいてしまい、気になるのでさ…

ピザを喰う

少し遠出をして映画を観る。いつもだったら古びた定食屋に行くのだけど、そこは腰のまがった老婆が三人かいて、わたし達は彼女らのことを魔女と呼んでいた。魔女たちは姉妹だろうか、パートも混ざっているのだろうかと想像をかきたてる。くるくるとよく働く…

かなしみの所在よ

きゅるきゅると現実にもどっていく。もどされていく、の方がいいか。表現には気を遣いながら、そんな感じである。先週末の三日をとある勉強の会につかった。 どういった会なのかを書いた方が理解が進むとも思うのだけれど、理解が進むって誰のじゃいという気…

言葉の柵

暑くなりはじめる時期は身体がつらい。というのがあらためての実感。気候に体調を合わせるのに通常より時間がかかるのだと思う。それでも普段と同じ生活をせねばとやるが、自然と無理が出る。それで気持ちにも余裕がなくなって、イライラしてしまうのだった…

人間と動物/続・アタック25

人間の皮をかぶっている。のをはぎ取ってしまいたくなることがある、時々。わたしは、もしかしたら皆さんも、本当は四つ足の動物なのが、人の皮をかぶって変装生活を送っているのかもしれない。 それは比喩だけど、でもやっぱり人間が人間であるためには必要…

アタック25

父親の体調が芳しくないという報せがはいった。父の日の前日。来週そちらに行こうかしらと母とのやりとり中のこと。父は飲酒が好きすぎて肝臓の調子が悪くなって、近ごろは医者に禁酒を申し渡されていたので、それか、と思う。血でも吐いているのではないか…

ひとりですべてを代表するなんて

みんなに同じ質問をして、ひとりずつ答えたときに、自分が全体と化している、意識、というようなことを考えた。わたしが一番手で、質問に対してひどく簡略な回答をしてしまい、続く人々が意見をのべるごとに、そうか、そういうことを答えたらよかったんだ、…

闇の前にひとり、つながっている

ものごとにはかたちがあって、カッチリと長方形とか球体とか少しとげとげしてますねとかいうのと、なんだか不定だけど「ある」ことだけは確かで、においとか手触りのようなものでしかあらわせないものとがある。と思った。 かたちがハッキリしているものは、…