紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

#短歌の目 ひらがなのかがみのめいろの

tankanome.hateblo.jp 題詠 5首 1. 編 愛す子も愛さない子も等しくはだれぞ遺伝子編まれた先の 2. かがみ(鏡、鑑も可) かの人ののち水滴のしぶきたる鏡の向こうの顔に色ぬる 3. もち おもちさえあればなんにもいらないの 夏はおそばがあればなんにも 4. 立…

これは文学?

(たとえば)かなしい、を「これはかなしい気持ちである。かなしい」と書いてもしょうがないと思う。かなしいという言葉をつかわないで書く。もしくは「かなしい」と言った場合はほんとうはかなしくはない、ということにしたい。書いていないことを書くのが…

元水/元湯

起きる寸前の意識の膜には薄いところがあって、そこをえいやっと(時に渋々と)突き破ってこちら側にくる。毎朝うまれている。束の間、蒲団のぬくさを楽しんで、今度はえいやっと蒲団の膜を押し上げる。またうまれている。温度の下がった湯たんぽを同居人の…

ひじきがこげた

ひじきがこげた 少し目をはなしたすきに 熱い鍋の底で助けてくれと言っていた ひじき あの夏の日みたいにじりじりじりじり ひじきはこげた ふちゅういとたいまん 水っ気がなくなるまで必死で踊っていた ひじき 海にいたときみたいにふらふらふらふら 炭にな…

お弁当の生存戦略

弁当がわたし達をドライブする。そんなこと、本当にあるのだろうか。些か、いいえ大分うたがっている。しかし日々が弁当中心になっているのは専ら事実である。つまり弁当ファースト、明日の弁当のために今日の夕食をつくり、分けておく。米を炊く回数も増え…

ひとりぼっち惑星

奇妙な、そしてままあることだが、わたしたちの生活は響きあっているみたいだ、と感じた。言及してもらってはっとする。立場が反対なのも不思議さを増すぜ。そう思うのはこちらの勝手でそちらがどう感じているかは皆目見当もつかないけれど、そのリンクの不…

エゴい

この人だれかにたよりたいんだな、っていうのは本人から発せられる言葉とは反対で、不安で、あせってて、どうしようもないのに、強がりしかいえないのだから、やっぱり言葉はふかんぜん。などと思ってみても、われわれには言葉(と行動)しかないのだから、…

ぶたれたことないのにぶったわね

★これまでのあらすじ★ 靴下を人に贈るのが好きな主人公(紙)は息を吸うように靴下をプレゼントしていた。そんなある日、「もう今年の分の靴下はもらっているよ」とやんわりではあるが拒絶される。クローゼットにはまだまだ在庫があるっていうのに!!! 行…

麻薬になりたい

わたし、麻薬になりたい、とか、爆弾になりたい、とか思っていることをだれも知らないんだなと思ったら可笑しい。でもそれは誰にも言っていないし、ふだんのわたしの様からは及びもつかぬことなのだからそういうことなのねと腑に落ちた。考えていることが周…

絵。をかこう、とは思っているのだけどはてさてなにをかいたものか。こんなことなら字をかく方が百倍は簡単だと思って、まあそれはそれで大変なのだけどなんだかんだ文章をかくのは馴れてしまった。 それはともかく仲間たちあってのことで、そのうちのひとり…

2016年のエントリとか

なんだかんだ書いているうちに自分の文章についてはわかるようになってきて、ちゃんと章立てして論理的に(論理的っぽく)書くのが「ブログ」と思ってたけど、書けない書けない無理無理ーってなって、なんとなくぼんやりたどりついたのが今の感じ。 それもさ…

毎日

わははこんなにスターを(つけている)。またその一方でスターをつけられて甘やかされていると感じる。「毎日何かをする」っていうのがあって、できることなら毎日書きたいのだけど、ブログ。でもそのうちに「毎日」だけが目標として残ってて何にもない日に…

2017

年末年始は実家で過ごした。寒い地方なのだけど、今年は雪がすごいこともなくあたたかだった。久しぶりに、もしかしたらはじめて、朝から散歩に出かけた。毎年雪だったり曇りだったりってこともあるけれど、今年はその瞬間を味わいたくなった(し、年末から…

2016年の映画と音楽と漫画

映画、まあまあ観た。ので簡単におさらいする。 『DOGLEGS』 感想も書いてはみたのだけど。人間って平等だけどそれは境遇や能力が公平なわけではなくて、乗り越えられる壁乗り越えられない差異が厳然とあるんだということを思う。今さらではあるのだけど。同…