紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

意味無意味意味無意味

むかしの映画を観にいって、ハアーなるほどという感じ。主演の俳優が先日亡くなって追悼上映みたいなものだったのだろうけど、古い映画のざらざら感、チープなSF表現、暗喩を多用する表現、意味は全然わからなかったけど(あらすじは一応わかった)、これっ…

よくない教育(者)

さいきん、「仮面の勇者」というゲームをやっている。勇者の血筋のアレックスという少年がいて、勇者の血筋なので勇者にならないといけないのだけど、過去のいろいろでひきこもりがちである、のを宥めてすかす優しい指南役となって、勇者になるための儀式を…

ロボットと人間

ロボはすごいぞ。最近のはとくになんだってやる。危険なところで働いたり介護もするし、将棋もさす。自動車の自動運転もロボの仕業だし、映画の脚本や小説だって書いてしまう。そんなふうに単純な仕事や人間の代替行為だけにとどまらず、なにかをうみ出した…

いつか夏に手を振って

五十年前の夏は暑くて、嫌んなるくらい暑くて、熱された空気が道路から景色をゆがんでたちのぼらせる中を少女だった母が歩いていき、駅の向こうの繁華街をぬけてなにもない公園の脇をとおって、今はない焼却場の隣のプールはにぎわっていたろうか。彼女がど…

諸行無常とはこのこと

入口前にトラックがつけられていて、ぶかぶかのズボンを穿いた人たちが何人か行ったり来たりしていた。すんません、とか挨拶されても親しみは感じられなかった。階段をあがって部屋に入ろうとしたところで大惨事、運び出されるために横倒しになった家具が玄…

買い物考(序)

久しぶりに買い物しようと街まで出かけたのだけど、ものを買うのってむずかしくない? 目的の品は買えた。目的のはずなのに店員の手前品定めしてるふりしちゃうのやめたい。けどやめられない。近いうちの購入を検討していたものが見つかると今買うべきなのか…

ことわざって

長いことつかっていなかったマシーンことミシンをひっぱりだしてきて布を縫ったりもする。はやいはやい。先日手縫いでちくちくしてたことブックカバーが二時間で完成する。しかも単行本サイズだよ。裁縫ブームがきたのは思えば五年前の地震の前後で慾にまか…

感想みっつとSMAP

自分に感想の才能はないということが最近ひしひしわかってきているので、期待せず期待されずにぶつぶつ書いてみることに。みむと。せむ。 悪い芝居vol.18『メロメロたち』 - 特設サイト この話になるとズ氏がたいへんにエモくなる演劇をこっそりと観にいって…

今宵は今年のたったひと宵

人にもまれて、やっぱり人間ニガテだよね、と再確認する。でも、苦手だけど嫌いではなく、楽しい瞬間もたくさんあって、それにこの挑戦(いっても年に数日なのだし)がなくなったらますます人づきあいが億劫になって自分の想像力と戦ってるだけの意地悪なお…

しんかする

文芸誌を久しぶりに読んでいる。『文藝』は文句なしに決めたんだけど、『すばる』は迷って、やっぱり買った。「はじまりの名前」という小説が三番目に載っていて、なんともいえずよかった。作品をみるときの「面白い」と「好き」について最近よく考えるが、…

秘密

朝方、といってもかなり朝だったけど、二番目の窓がひかりでいっぱいでまぶしいところにもぞもぞと動いていって、「あれ、ねえ、背中」。眠りの定位置からはずいぶん離れたところにいたのだけれど、そういえばうしろ姿ってあんまりなれなくて。 とにかくはじ…

鬼退治

梅雨があけたらとたんに暑くなって、ゲンキンな気候と思ったり、気候の顔色うかがって梅雨あけ宣言してるのだから誹られる謂われはありませんと思ったり。家でパンを焼いてるときはいい気分だったのに。どうも元気がよくないと外に出て縁石に腰かけているあ…