紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


人生にふれる(とは)

そもそも誰かと仲良くなろうという前向きな気持ちがないのだと思った。自然に仲良くなりたい、みたいな気持ちで。それでニコニコしながら集団を眺めていたりして乗り遅れる。友達、いないわけではないけれど、簡単にできるものでもない。何かを一緒にやった…

子どもらしい感性

ものづくりと創作は違うと思った。ものづくりは "もの" ありきだけど、創作はどうしてもどこか自分が出てしまう。というか出ないといけないんだと思う。わーーーAIがつくったものは基本的にそれはものなんだーーーたぶんーーーAIががんばりまくる未来にはわ…

無限インターネット

Googleのご加護により、無限にメールアドレスが取得できる世界はひとりで何人にもなれる世界だ。Twitterのアカウントが複数ある人もたくさんいるだろうし、大勢に見えているこの潮流が本当はひとりの声なのかもしれない。とか。増殖するのは個人ではなく思想…

ハッピーアイスクリーム

好きなことを書き出してみたら、天気がいいこと、とか自然の中にいること、とか書いてあって動物か植物かみたいな気持ちになった。自分とか他人とかおいておいて、気候がいいとうれしいのだ。 本屋にてぼんやり30分くらい棚の間をうろうろした。大きな本屋だ…

大いなる実験

なにが好きって考えたときに表現することと表現をみることも好きだと思った。会では三人一組になって、即興で簡単な一場面を考えた。どの班もオリジナリティというか、さすがにネタがかぶるのもあったのだけど、それでもそれぞれに工夫してあって同じとはい…

読み終わった

読み終わってしまった。 (作者名)はXXXXXXというふうに語ることは作家論だよなぁと思いつつ、でもやっぱりこの人しかこうは書けないと思うことも多く。作家論とテクスト論を共存させることもできるのかも、って今なんか思ったのだけど。 村上春樹の文章は…

読み終わると思っていたがなかなか終わらない。村上春樹を読んでるから村上春樹のことばかり言ってるけど、三島由紀夫を読んでいたときは三島由紀夫のことばかり言っていた。短歌の本を読めばそのことばかり考えている。自分はただただ単純な人間なのかもし…

歴史

村上春樹の小説を読んでいて、急に過去の歴史の話がからんでくるのが何故なのか、これまであまりよくわかってなくて(今もわかっていない可能性はあるが)、今読んでいる『騎士団長殺し』にも当然のようにそれがあり、今回はなんでかわかった気になっている…

親孝行

家族といっても、友人みたいな家族といっても、友人ではないのだというのが結論のようなものだった。たぶん、わたしは甘えられていたのだ。あなたが傷ついたといったとき、わたしも傷ついていた。あなたは自分がケアされるべき、と言いたかったんだろうか。…

村上春樹

生活のことを考える。過去の生活、現在の生活、ありえたかもしれない生活。光り輝いてみえるのは、現在に不満足なんだろう。 頭の重さは風邪の前兆かもしれず、喉の奥が少し痛い。早く寝なくては。 試験はどうだったかまったく手ごたえがない。カフェで反省…

容量

DropboxもGoogleドライブもiCloudもいっぱいでなんなんだってなる。もちろん部屋もちらかっている。頭の中も、わーーーーんとしていて、気圧のせいにしてしまえれば楽なんだけど。明日の試験の会場もどこなのかよくわかってないし。受験票に写真を貼らなくて…

ジンジャーエール、氷なし、とは言えなかった

ライブでは何が起こるかわからない、というのは人はいついなくなるかわからない、みたいなものだなぁと思った。最近、少しだけ以前とは違うものの考え方をしてみるようになって、考えてきたことのいろいろがつながるような気がした。その野放図をそのままで…

新しい元号が発表された。典拠が万葉集で、いつもならそれは中国の古典からとられるはずなのでエ! って思って、なんでなんでなんでってなってしまった。そして何故よりによって万葉集なのって思って変な感じになってしまった。万葉集についての思い入れ、あ…

特技

いいんですね、本当に切っちゃいますよ、うわー、と美容師がワクワクしてて、伸びるから大丈夫ですって言ったのはわたしでした。帽子もあるし、って美容師のやる気をそぐような発言までも。フォローしたつもりで相手への敬いをどこかにやっちゃってることが…

証明写真機

急に寒くなってしまってまるで北海道、と友達が言った。髪を切る予約をして、そのときは春の気持ちだったけどもう寒い寒いだから春っぽく切れないかもしれない。髪を切って、もしかしたらくるくるパーマにして写真を撮ろうとか思ってたから頭の中が春だった…

知らんけど。

大河の『いだてん』をためてしまっていて、少し前のを観たら一回はただただストックホルムへ向かう旅路の回でほっとしてたのだけど、その次の回は四三さんがピエール瀧に手紙を書いて足袋をねだっていて、瀧がまんざらでもなさそうな顔をしていたので、あー…

ジェンダー!

iPhoneに「ジェンダー!」とメモあり、何のことか、おぼえてはいる テレビを見ていたら、男女の組でBBQに行くという再現ドラマをやっており、三人がアウトドア用のチェアに腰かけているところに若い方の女性が盛り付けた皿を運んでおり、ジェンダー! と思っ…

春の感じ

冬のコートをクリーニングに取りに行って、演劇のおしらせがきて、春だなって感じがする。家で洗える洋服もじゃぶじゃぶ洗って、しまう準備をする。久しぶりに好きなお店をまわる。本屋をうろついて、陶器のお店に寄って、タワレコで柴田聡子さんのCDを買っ…

古本を売る春

いらない何も 捨ててしまおう なんてB'zの歌(LOVE PHANTOM)ではないけれど、捨てちゃった方が楽なんだよね。とか玄関に積んだ本を見ながら思ったりしながら、どうにか紙袋に詰めて古本屋に持っていった。お金が惜しいわけではなくて、やはり本をゴミとして…

代替不可能性(とか)

無為なまたは害のある時間に対してあまりに無防備という気がした。でも本当は友好的な時間に対しても無防備なんだと思う。悪くないだけで。 まじめのときに履く黒い靴があったけどなぜかガビガビになってしまっていて、安いシューキーパーと合皮のせい、と漠…

ぼんやりしてる

外国から帰ってきてぼんやりしている。厳密にいえば外国にいたときからぼんやりしていた。スケジュールを詰め込みすぎたからだと思う。でも寝る前とか朝動く前に日記を書いてブログに残したりしていた。すごく眠いし頭の中がもやもやして言葉が出にくくなっ…

飛行機あるいはけだものの

いちおう、というか全然まだ生きれていて帰りの飛行機があった。旅の前後が危険な乗り物ではさまれている。おかげさまでスリなどに遭うこともなく、べつにみんな銃持ち歩いてるわけじゃないんだなとか(当たり前だが)偏見がすごい。 スリいなかったねー、な…

世界の中の(わたし)

こんな写真も行ったところの感想もない旅の記録もなかろうと思う。 小林秀雄が世界の中の日本人(わたし)みたいな文章を書いていたのを思い出す。教科書に載ってたやつ。実感として異国にいるという気持ちはあまりなく、わたしはわたし、平常が続いている感…

越境

旅先まできて喧嘩したりする。旅先だからこそ、か。いろいろ忘れたりゆるしたりしないぞって思う、気持ちを切り替えるのが下手なんだけど、それは自分に対しても持続しているような気がした。つまり、自分のなんらかの瑕疵に対して自分ひとりで覚えていて自…

個人すぎる個人

無理なものは無理だしべつにがんばりたくないと思ってしまう。のを気にくわない人もそりゃあいるので。家族だって他人だということを突きつけられている。外国に来てまで。愚痴ってもしょうがない思考は距離をおこう以外の結論に達するか? 近すぎるゆえにわ…

外見と内面

すごく遠くに来ているのだけど全然そんな気がしない。英語わかんないけど結構力業で乗り切っている感じがある。意外といける。 バレエを観て、主役級の人たちはその他大勢と同じような衣裳なのに輝きが違う。透明感のある白、高貴な青に見えて、たぶん勘違い…

夜は暗い

いま夜の11時で諸々すませて寝るところなんだけど、日本は朝で出勤の人もいるんだろうから不思議だ。深更に出発した飛行機はまだ暗い朝に外国に着き、時間的には4,5時間の体感だけど12時間は飛行機に乗っていて、その間眠りもしたけれどもそもそ起きて映画を…

プラネタリウム

深夜に出る飛行機に乗るので空港にいる。12時間以上飛んで別の国の朝に着く。たいしたことではない気がするが、日本はそのときおやつの時間とかで、ああこれが時差ぼけのもと、と理解する。が、ちっともわかっていないのだった。意味が全然わかってない。飛…

飛行機、落ちると思っていて。

妄執的な思い込みでもって二分の一くらいの確率で落ちるような気がしているけどそんなわけはない。四分の一くらいかもしれない。そんなわけない。 そんなわけないと思いながらも旅立つ準備をしていて、とりあえず何かあったとき用リストをつくる。連絡してほ…

イン・ザ・ムード

雨の降る日があって、帰り道はなんとなく先んじた人の後ろについて曲がってみたりして、知らない道。を。先人はすぐ家だったようで門だろうかガラガラと金属らしき重い音が湿度の高い空気とからまった。悲鳴のような音、がノスタルジーを刺激して、わたし、…