紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


2017-01-01から1年間の記事一覧

テレビっ子再入門

最高の離婚の瑛太が最高(瑛太の父親も最高)— 紙 a.k.a. letofo (@isi_kami_hasami) 2017年7月25日 実家にいたころは無暗にテレビをみていた記憶があって、とくにドラマをたくさんみていたなというのと打って変わって昨年テレビが家にやってくるまでは十年…

#短歌の目 幽霊だって就活する

tankanome.hateblo.jp お世話になっております。七月の短歌の目、すべりこませてください! 題詠 5首 1. 透 透明の履歴書もって透明のぼくに似合う仕事ありますか 2. ホイップ かき氷「入道雲がはつ恋」とホイップクリームの横恋慕 3. 果 どこまでもひろがる…

夏はまだこれからだし

暗転、舞台は真っ暗だが次第に目が慣れてなにかが動いているのがわかる。暗闇に目をこらすのはなにかに似ている。照明がつかないで、このままずっとこの黒を見ているのもいいかもという気もする。「それが俺らの演劇!」って言われたらそーかーって思ったり…

僕らがマスクをする理由

女子力のこと、書けば書くほど自分のがさつさにがっかりしてしまうのでやめた。そこまでがんばるエネルギーがない。毎日風呂に入ってちゃんと服を着てるんだからゆるしてほしい。 一日目の夕方くらいの子どもたちの声とかに、野外活動ってこんな感じってピン…

ヴァカンスの色

ここ数年。意識がクリアになる一方で、自分の存在の寄る辺なさみたいなもののかたちもはっきりしてきて、どうにもそれは逃れられなさそうということが確信されてそれはそれでつらいよな、等。外部からの影響を受けない期になっていて、そのかたさに嫌になり…

xxx

前職の関係者を見つけては先んじてブロックするというSNSのつかいかたをしていて、そんなことをしていたのを忘れていたのに、ずらずらと並んだブロックリストのお名前一覧を見て、こんなにたくさんの(とりあえずは顔も名前も知っている)人たちを世界から締…

ハムの色

ほんじつはなにかのはざまにおるようなこころもち。三時ごろにふとベランダのガラス戸をあけてみたら痩せたハトがプランターに顔をつっこんでいた。わっとかいって、お互いにおどろいた。わたしとハトは同じ顔をした。携帯をとりにいった間に彼奴は手摺の上…

趣味料理

料理が趣味でよかったなと思う。この「よかったな」は「命拾いしたな」のニュアンスで昔話で悪者が口にする感じである。(困ったことではあるのだが最近ではほぼ毎日)仕事から帰宅したのち時間があるとくるったように料理をしてしまう(ストレス!)。煮て…

こぼれる日々をひろう

コーネリアスの新譜がちょっと信じられないくらいいいの。雑誌のインタビューにて、小山田圭吾が息子にきかせたら「『デザインあ』じゃん!」っていわれたというのもいいエピソードだよ。さらにこれは世代交代的な皮肉の例みたいなところもあるとか思うんだ…

おまつり

疲れのはてに九時半に寝た(らしい)ので今朝はあまりぐずらず起きることができた。四時半に寒くて起きたのと六時半に暑くて起きたので気温よ、とは思う。いつもはエアコンのタイマーをかけるのだけど、扇風機をまわしてから寝るのだけど、同居人に頼んでお…

自轉車三國志

自転車を買ったときにその店のシールを貼られて、それがアフターサービスの証であったりもするのだけれど、げんに同居人の自転車には「修理がだーいすき!」な店のシールが貼ってあって、前をとおったときとかにタイヤを見てもらったり油をさしてもらったり…

止まってくれた人ありがとうございます

それと、「自転車もありがとうございます」、とも。律儀に放送しながら赤い車がぺーぽーぱーぽーと走り去っていった。右折待ちのバスを制止してその横をふくらんで走り抜け、その瞬間は車線が三つに拡がった。運転が上手と単純に思い、あの大きな車の運転練…

神のTwitterはみなフォロー

臥せっている間に雨雲がやってきて季節を夏へと塗り替えてしまった。ぬるいとしかいいようのない空気は湿気ていて皮膚にまとわりついてわたしを疲れさせる。でも呼吸は楽な気がする。それでこの体調不良はどうにも夏バテのようだと気がついてからあわてて肉…

くらやみで字をかく

物語にふれたときに、なんでこれフィクション(ノンフィクション)なんだろうって思うことがあって、「物語」は原理的にフィクションにならざるを得ないという事実を同時に味わいながら考える。「フィクションです」って言ってしまうのは簡単で(実際そうな…

おまつりわっしょい

とりあえず口の中がずたずたなんだけど。楽しいお食事の最中に頬の肉を噛んでしまったときの感じ。しかも日をあらためますみたいに一週間後くらいに傷になる。ここ数日頭痛するのと肩がこるのなんでかなぁ気圧かなぁ仕事の疲れかなぁと思ってみたけど、口内…

#短歌の目 睡眠は平面

tankanome.hateblo.jp 今月もかけこみ短歌。だんだん瞬発力がついてきました(どうなの)。 題詠 5首 1. クリーム ピンクとか生クリームとかイチゴとかたどり着けずの女子の最果て 2. 溝 久しぶり! ハロー恋人、ぼくは今ヒモという名の社会の溝です 3. 万緑…

フィジカル★フィジカル

短歌をつくってみようと思うのだけど、月に一度のことなので毎度毎度つくり方を考えるところからはじめることになる。57577のリズムを身体にいれるとそこから思考が全部定型に乗ろうとしてくる。たまに、というかかなりの頻度で情報量の多い短歌にぶち当たり…

才能がない

才能がないのだからしょうがないとべこべこにへこんでみるがそんな卑下はポーズであるかもしれないね。仕事と自分をくらべたときに自分が大きければ勝ちだ。そんな仕事はちょろいちょろい。仕事の方が大きければわたしは食われてしまう。というようなことを…

傷とともに踊る

あの時とられてしまった、もしくはあげてしまったわたしの秘密、今はどうしているだろう、なんて思ったりする。話の種にでもなっていますか夜伽にでもつかえますか、でもそんなこと忘れられているだろう、というのがたぶん正解。おぼえていてね、そして苦々…

『インサイド・ヘッド』観たよ

録画しておいた『インサイド・ヘッド』を観た。もう紹介する気もあんまりないので、みんな知ってる体で書くけど、序盤からずっとカナシミに感情移入していた。(ライリーの)しあわせのためにカナシミがなんでいるのかわからないとか、ヨロコビがカナシミを…

ない世界

神なき時代を生きていると思った。神っても精神なんちゃら式のニアリイコール父親の方の神ね。ポストなんちゃら時代とかいうのかもしれない。村上春樹の小説は神なき時代をえがいているという評があって、わたしはとりあえずそれを信奉しているのだけど最近…

夜になったら寝るんです

soulkitchen.hatenablog.com 昨日記事に書いた本を読み終えて、最後の方は筆者の昔のことの話とかになっていて、おそらく主題っぽい「雑貨化する社会」のことはあんまり書いてなくて、わたしのすきなブログみたいで、身体、みたいなことを思った。なんという…

『すべての雑貨』を読んでいる

世界がまるごと変わってしまうような感覚に胸がどきどきしている。おもしろい本、笑っちゃうことが書いてあるわけじゃなくて、世界の秘密が書かれてある本。囲いの中のことでも外のことでもなく、囲いのことが語られていて、しかもそれが全然わざとらしくな…

からから

ベランダの近況、隆盛だったパクチーだけど、アブラムシにやられて途端に興味を失う無慈悲。種を回収したら枯れた。自分の無慈悲さにびっくりするけどそうなってしまう。葉がなければ光合成できないからね。もう季節は終わりかけていたといえ。シソは相変わ…

文章と時間と馬

いつもの身辺雑記的なものはさらさらと書いてしまって、もう一個のブログの方は記録というかくらべれば論理的にというか文章のつながりとか段落のまとまりとかを意識している(つもりな)のだけど、基本的に頭から書いている文章の中途でこれを入れ忘れたぞ…

無重力足場

その人のこと、急に目にしてドキンとする。最近見かけないけど息しているんだろうか。なんてね。たぶん元気ではあるのだろう。思考の堂々巡りに入って鬱々としているとしても"元気"といっていいのだろうか。 影響の届く範囲というのがあって、あまりに遠いと…

ホーミンユー

カラフルなものにこころひかれてしまうわたしはおばあさんになっても変な柄やかたちの服を着ているんだろうと思う。これは確信のようなもの。して、おじいさんおばあさん眺めてみるとなかなか素敵なお召し物を着ていらして、たとえばニット、たとえば襟のか…

ねむり

寝息というのはいいものだ。人でも動物でもなにかが安らかにしている音がする。いびきもよしあしだけど、撫でてあげたくなる。かわいい。同居人がさまざまな形で眠っていて、寝息がしないとこわいので近づいてたしかめる。生きていることはかわいい。ならん…

ドルフィンソング

なにもかもが抽象に近づいていって戻ってこない。そういう時期もある、とわかっている。わかってしまったけれど、そのたびに(また戻れるのか)不安になるし、それはそれで一回性のとうといものだとか考えたくなる そもそもこの日記の抽象度、高めなんですが…

風に色がついている

自分が所属している、と思っていた場所をいくつか棄ててしまってもいいのかなという気がしている。2017年。はたして自分はそこに所属してたんだろうか。人手がほしい人たちと必要とされたい自分がいただけなんじゃないだろうか。そこで過ごした時間とか人と…