紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


サイバーサバイバー

家に町にこもっているうちになくなってしまった春だった。緊急事態宣言は解除されたけれど、状況がよくなっているようには思えない。仕事の復帰と前後して、たのまれしごとをひと月くらいやっていて、それは少し前になんとかかたちになった。

のだけど、その途中で心境がめちゃめちゃになって家事の一切を放棄した。ら、同居人が全部してくれることになった。できるんかーいと思いつつ、のち話し合いにより分担として一部が返還された。けれど、前に比べたらほぼなし状態になった。不公平かなと思いながらも、相談されるまで様子をみようと考えている。詳細は省くが、それにかんする話し合いがほぼされてこなかったこと、何事もきいてみないとわからない、ということが思いやられる。また、すぐゼロにしたがる自分の癖(へき)も突きつけられる。

職場に春から入ってきた中途採用の人がいて、自分より若いとおもって接していたら、思いがけず少し歳上ということが判明し、どうつきあっていいかわからなくなってしまった。ちょっとため口とかきいてしまっていたのを丁寧語に戻さねば、いやいや歳下でも丁寧語つかえやという初心忘るるべからずのこころ、さらに自分は年齢によって人への接し方を変えるんだという気づきからのおののきである。あることよ。

職場というところのむずかしさとして、波風たてずにやるべきと思うものの、本当に嫌だったり怒ったりしたときは感情を出した方がいいのではないかという気持ちがある。感情を出してまでやるべきことではないが、感情を殺してやることでもないと思ってしまう。むずかしいしややこしい。こういうことを考え続けるとロボットになったら楽やんねと思ってしまう。いや、はい、うん、だいぶつかれています。ね?