紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


all the children boogie

端的にいえば参ってしまっている。まだなにもはじまっていないのだ。やっぱりここでこうしていたほうがいいのではないか。そっちの方が百倍は楽だ。大丈夫やり過ごせる……。というような気持ちになってしまって、退職するのつらいから退職させてくださいみたいな言葉でもって笑え笑えよ、と。

 

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(たたかいのポーズ)

※わたしが高度な叙述トリックをつかったため、笑うところで怒ってしまった同居人

 ★

乗換の電車のホーム、わたしは彼女の悲しみを想像できるのに、結局やさしくできないんだという考えが去来した。想像するには申し分ないのだけど、それについてなにがしかを実行するためには現実のわたしの身体が邪魔をしているのであった。つまり、身体のレヴェルではわたしは彼女に同情できない。自分の方が大事なのだ。ということであった。口先ばっかりだ。だれかに優しくするにも健康で自分が安全でないとならないのであった。自分を反故にして、というのは難しそうだった。御免と思いながら疎ましさもあり、それならそもそも可哀想だなんて思わないでくれと言われそうだった。わたしが彼女だったらそう思うだろう。無責任な観衆にああだこうだ思われて消耗する無意味。