紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


そして生活はつづく

ニュースを見ては涙ぐんでいる。感傷的な時期であることは否定できない。自宅は問題なく、浴槽にためた水だけがまだ残っている(少しずつ洗濯に)。実家が水に浸かってしまい、近いうちに帰ろうかと考えている。電気ガス水道は来ているようだし、致命的ではないといっていたけれど。猛暑にそなえて今年エアコンつけたばっかりだったというのにね。そのエアコンもまだ見ていないしね。そういう無事だった者の感傷のネタにされては可哀想だし申し訳ないという気持ちもしている。心の中の実家と実際の乖離が激しいことは、ずっと思っていて、わかっていて、知っていて、でも思うのをやめられないのはどうしたらいいのだろうか。でもそれはわたしの問題なので、また別の話。

 

無事だったわたしは最近Netflixで『13の理由』を観ている。

https://www.netflix.com/jp/title/80117470

(なんかリンクをカードみたいに貼るの、どうやるんでしたっけ? なくなった?)

まだ途中ではあるのだけど、事件があって、亡くなった人のこと、してしまったこととどう向き合うのか(または向き合わないのか)みたいな話だ。ただその周辺には恋愛や家族、将来のことやスクールカースト、いじめやLGBT的問題などもただよっている。

ある人は真実を明らかにすべきだといい、そうしたくない人たちもいる。真実をさらしたところで過去は変わらない、前を向くべきだといわれたりもする。それは彼女の秘密だからそっとしておくべきだという人もいる。過去との向き合い方は個人の問題だけど、それは当人以外にもかかわってくる。もしかしたら未来の誰かも傷つくかもしれない。それに死んでしまった人はそっとしておくべきかもしれない、

物語は辛いし状況も閉塞的で嫌になるのだけれど、物語の視点となるクレイのまっすぐさと、テープの中のハンナのあきらめなさが少しの光となって観てしまう感じだった。ハンナはーばかーーーと思いながらも、これだけめげないのはすごい(通り越してやばいとすら思う)。

シーズン2に入ったところだけど、これからは真実vs(強大な)なにか、ということになるんじゃないだろうか。物語を続けるためなのか、ハンナが妙なかたちでかかわってきているの、少し笑ってしまう。ネタバレなしでお送りしたのでぼやっとしてしまいました(いつもだね)。