『インサイド・ヘッド』観たよ
録画しておいた『インサイド・ヘッド』を観た。もう紹介する気もあんまりないので、みんな知ってる体で書くけど、序盤からずっとカナシミに感情移入していた。(ライリーの)しあわせのためにカナシミがなんでいるのかわからないとか、ヨロコビがカナシミを抑圧するところとかずーっと悲しかったし涙ぐんだしなんなら今も思い出してちょっと泣いている。ちょっと辛かったけど話はずっとおもしろかった。
ヨロコビはできるだけ最善を尽くそうとするんだけど、ほかのキャラクターや外部がどうにもならないことをして追い込まれていくのが好みだった。ほかのピクサー映画はもっと"意思"が強い感じがする。とはいえ、途中で出てきた小ネタみたいなのものちのちに全部活きてきたのでやっぱピクサーやばーと思った。
宇宙とか外洋とか人間の外部に目を向けがちだけど、内部にも世界が広がっているよっていうのがよかった。ライリーの外形的にみたらなんてことはない物語(都会に引っ越したけど馴染めなくて家出しようとする)なんだけど、内部ではこんなにいろいろあるというのがなんともいえず好みだったのだろう。最後の方で誰かがいってたけど、思春期っぽいよなーとも思った。それまで持っていたものを一度こわして新たに構築する時期というのも物語たらしめるために必要だったんだろうな。
ライリー以外の頭の中にもやっぱりメンバーがいて、ママの頭の中はカナシミの形、パパの頭の中にはイカリの形のメンツで占められていて、ある程度かたまって安定してきちゃうと大人になってしまうのかもなぁとか思う。わたしの頭の中はカナシミが幅をきかせていると思う。同居人はビビリだなーと言っていた。
概念になっちゃう部屋(?)はなんだったんだろう。長期記憶のための抽象化かなー。
『インサイド・ヘッド』思いのほかよくて、これは好きな映画10選変わっちゃうかもなーと思って見直しついでにtogetterのまとめを更新したのでメモがてら。
まとめただけなのでなんなのって話ではありますが。ルール無視とかもそうなんだけど(勝手に11選にするとか)、単純に映画の選でその人がどんな人かわかる気がしておもしろく、知ってる人だとなおおもしろい。
#好きな映画10選
— 紙 a.k.a. letofo (@isi_kami_hasami) 2016年8月1日
ラヂオの時間
アメリ
ハウルの動く城
トイレット
この空の花
地獄でなぜ悪い
6歳のボクが大人になるまで
ムードインディゴ
滝を見にいく
チャッピー
再検討しました ご査収ください
わたしのはこれで、ここに『インサイド・ヘッド』をいれるかどうか会議を。ほかにも変更するかもとか思ったり(『人生フルーツ』よかった……)。しかし最近というのはネットフリックス導入後なのだけど、映画館に行くことがめっきり減ったし、そもそも鑑賞の質が下がってるよなーと思ったりもし(ながら見しちゃうの)、あまりよくないのではと感じているところ。こうしていろんなことが失われていっている、、なんて悲しい感じで終わりにします。寝ます。おやすみなさい。