紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


わたしの宇宙は静か

外界はざわざわしていて、怒りも悲しみも苦しみもよろこびもあふれている。削れていく話にああだこうだと思い、その瞬間はわたしもざわざわする。疲れる。部屋に帰ってしまえば静かで、お湯の沸く音をきいているくらい。疲れていたら最低限のことをして眠ってしまえばいい。わたしはわたしをかわいがって生きていて、それが他人を蔑ろにしてしまって不興を買うこともあるのだけどあったのだけど、謝ってゆるしてくれない人はしょうがない。全部持ってはいけない。というかそういう人は持っていかなくてもいい人だと思ってしまう。持っていきたい人が去ってしまうのはかなしい。静かに切り離す。

違う意見がさまざま出ていると混乱する。がどうやらそれはみんなが別々の宇宙にいるからなんだと考える。各人の持ってる断片をあわせて大きな絵をつくってると思ってたのがたぶん違った。みんなの持ってるピースは異なる絵のものだ。もしかしたら同じ絵柄の小片を持ってる人もいるかもしれないいないかもしれない。そうとわかればそんなにつらくはないけれど、自分の相容れない絵の話をきいてるの億劫じゃないのかしらんとか思ってしまう。とにかく疲れている。わたしの宇宙はわたしだけでできているからとても静かだ。眠ってしまう。