「短歌の目」――明るい色のうずまき
二回目です(ぺろり)。
1.上様
神様も仏様でも上様で落としたいのよ交際費でさ
2.まれ
薄明の静かな音楽小さな寝息 くるまれている、つつまれている
3.ピアノ
悪童の泥だらけの足先が轢く不協和音のわたしはピアノ
4.星座
あの星座とってくれろと手を伸ばす 欲しいのはどれ 嗚呼かみのけ座
5.々
何にでもなれるんですよ我々は前の誰かに続いていれば
6.G
Gくらいあるでしょなのにブラジャーもつけずにゆるされている男性
7.眠
何百年眠って待つわ王子様えり好みする費用対効果
8.紫
本日も老婆が紫御髪(おぐし)キメ いきいきハッピー☆健康プラザ
9. ひたひた
こぼれそな心臓ひたひたエントロピーエントロピーの明るい渦巻き
10.【枕詞】秋の田の
秋の田のさんざめく穂の内側に過去と未来が折り畳まれてる
難産ですけど楽しかったです。ぺろりぺろり。
★追記 こんなこと考えてましたのもわもわを書きました。以下。