「短歌の目」!――わたし、あなた、おれ、きみ、あたし
初参加です(ぺろり)。
1.一錠
わたし多分これから風邪をひく嘘の水なし一錠とてものまない
2.おい
おいしいとおいとあなたのとおいおい約束はどこおいといください
3.ウーパールーパー
水の中泣いてもばれない方法を教えてよ、ねえウーパールーパー
4.マッチ
放火魔と子どもたちとは露見(ばれ)ぬよに騒ぐマッチを竈に抛(ほう)る
5.葉
見てごらん無限に摘めるシソの葉がこれおれんちの福利厚生
6.月
クラゲたち極夜の駆け落ちかぐや姫 そこに月が落っこっている
7.転
はじめての裏に表に転がされ宝の地図になっちゃった夜
8.舌
明日まででしたけどあれどうしたの言われるの待ち舌出すペコちゃん
9.飽き
飽きているきみの変わらぬおしゃべりに十年百年おんなじ話
10.【枕詞】うつせみの
うつせみの命初七日うまれつきあたし今度はシーラカンスよ
やっとこ参加できました。
見ていると、皆様けっこうぺろりと詠んでるナァという感じで羨ましかったです。以上以上。
【追記】短歌覚書を書きました。以下。