紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


夏のせいだよ

すうすうするシャンプーを買ってしまった。暑さに負けた。でも、すっとするのは一瞬、それもアルコールを飲んだ喉みたいな感じ。熱さが逆に涼しいみたいな。それでもっと問題というか驚いたのが、濯いでもすすいでも泡が出る。同じマークのコンディショナーも同じ。永遠にぶくぶくぶくぶく。それをがしがしやっているうちにすうすうはどこかへ行ってしまう。何よそれ。思ってたんと違うんだけど!!! それまでは石鹸シャンプーを使っていて、髪の毛のつやつやつるつるを得られぬ代わりにすっきりの泡切れを与えられていたことがわかった。これは何たる陥穽。落とし穴だ!! それでもあわあわのシャン&コンはなにもせずとも髪の毛をうるうるさらさらにしていった。ほんのりいい香りもする。接待されている気がする。甘やかされている。今後も(暑い間は)こやつらに髪の毛をうるうるにされながら、素っ気ない石鹸シャン諸氏のことを思うのかもしれない。三角関係なのかもしれない。無骨な石鹸シャン先輩と帰国子女のシャン&コン先輩とわたしだ。気持ちは石鹸シャン氏を懐かしみ(匂いも本当はしない方が好きなのだ)、しかし潤いをあたえ、着飾る喜びを教えてくれたのはシャン&コン氏なのだ………………。いやなんか、いい感じのシャンプーないですかね。