紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


やぶん

今朝ははよ起きて朝の散歩に出た。遊歩道から大きめの公園のコースはいつもは夕方か夜に行く。時たま夕方に近い午後に出てみると人がわんさといる。子どもがいる。親子がいる。ベンチにはご隠居風の人たちが並んでお茶をのんでいたりする。外出自粛とはいうけれど、みんな、いる。家になんていられないのだ。健康のための運動は奨励されているとはいえ、こう人が多いとかなわない。しかしスーパーに行っただけで感染するのだから、怖がって家にいるより出かけて外の空気を吸った方がいいのか? なんて思ったりもする。そもそも人混みは好きではないからこのんでその時間に出歩くことはない。ので、ひとりものの動物みたいに夜を歩く。そして朝。朝といっても陽がぐんぐんと昇っていき、コリャ昼間の陽気、日焼け止めを塗ってこなかったことを後悔しながら、きもち下を向く。朝は鳥が多い。ちょこちょこと道路を動いている。人は少ない。運動しまっせという感じの人々が多いような気がする。子どもはあんまりいないけど、いるとすれば母親らしき人との2人づれが見受けられる。人気のない公園の砂場で小学生くらいの子が屈んでいた。すべてが朝食の前、またはその近辺の時間のようで、可視化されている、ような気がした。また行きたいとは思うけれど、やっぱり夜でもいいかなーなんて気もしてしまう。もっと夜明け直後とかに行きたいけど無理そう。なんて弱気。

ふにゃふにゃと帰宅して、コーヒーを淹れてパンをあたためる。朝のカフェっぽい。というワクワク。同居人が「なんか今日夏っぽいねー」と言った。きもちはうす寒いのだけど、日の入り方、というか翳り方が初夏めいている気はした。少しした。でも洗濯ものはぱっと乾かなかったし、窓あけてると寒いし、夏はもーちょっと先なのじゃないだろか。