紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


平成最後の連休(前半)

平成が終わっていく。連休の前半は平成だが、後半は新元号だ。そっちは令和最初の連休だ。平成最後の連休に(後半)はない(逆も)。

この数日で友人3組と会い、小さなライヴに行き、ワークショップに参加し、映画を2本観て、舞台を1つみた。もう十分でしょという気持ちになる。つかれている。

平成最後にしようと思った仕事の提出書類は「連休明けにしてください」と突き返された。それって、令和にってことだよ、わかってる? って思った。もっと平成に固執しようぜ。

友人は恋人ができたと言っていた。平成最後の恋愛だ。ヒュー。

べつの友人の家では昨年末にうまれた子どもを見る。時代に関係なく子どもは生まれている。もうひとりの友人の子は中学校入学の年で、ヒェーひとまわり違う。どっちも幸あれ。

なんでも平成最後とかつければいいってもんではないが、つけずにはいられないのが人間だった。つけないと不安になるのか。友人が新元号の雑誌をつくっていて、立派な本だった。わたしたちは平成人で令和人になっていくけれど、ともかく平成人である間にできることをやっていてよかった。 

ビックカメラの前に人がたくさんいると思ったら店頭でカレンダーがフリー配布されてた。令和って入ってるやつ。おひとりさま一枚。大きくて貼るところがないと思ったけど、いざというとき大きな紙になると思ってもらった。5月からのカレンダーと月の満ち欠けと日本地図と大化からの元号全部と日本の主要都市の鉄道図と世界各地の緯度経度と年齢早見表と世界遺産の一覧と位置ととにかく全部全部載っていてやけくそみたいだった。やけくそみたいに終わるのだ、もしくははじまるのだ、時代。