紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


あ、小春日和

日曜日、出かけなくては出かけたくないが交錯して出る前はぐずる。しかし急かしてくれる人がいるでなし、自分で自分を鼓舞して出る。空が青い休日はなんともなしに気分がよく、そんなことは忘れてしまう。なかったことになってしまう。団地の中は人がちらほら、ATMで振り込みをする。公園は先客たくさんで駐車場に並ぶ列が入口まで続いていた。それでも広いから自転車と人と犬は入り放題すりぬける。紅葉が進んでいて目にうれしい。黄色くなった葉が散って秋の匂いをさせた。

行きたくなかった用事はやっぱり行ってみたら楽しいしおみやげをもらい、珍しいものを食べたりして、いやしかしなんであんなに行きたくないんだろうねとか考える。やっぱり疲れていて、帰るころには暗くなっているからかなぁ。一日がなくなってしまった気がする。さすがに夕方は風が冷たく、びゅと吹いた風が敷いた葉を巻き上がらせさざなみができた。

紅葉のライトアップがあるからか人は途切れず車もまだまだやってきていた。木に照明を当てて照らすの、どうなんだろうと思わなくもないけれど。昼間も見えるんだし。垣間見、木って大きいねぇくらいの気分をかかえて帰る。えっちらおっちらやってくる人々。かれらもやっぱり出る前はぐずったりしましたかね。出てしまったらわからないですね。