紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


現実はフィクション

事実は小説より奇というのは確かにあって、座間市の事件に震えてなどいる。その前に実事件をもとにしたこわい映画を観ていたから、これもいずれ映画になってしまうんだろうとか思ったりして。想像力はたしかに現実より素っ頓狂なんだけど、現実のとんでもない事件はだれかの想像が具現したのであるし(だれも想像してないのにこうなっちゃった、というのもあるけど)、そこを踏み越えるかどうかの違いで両者にそれほど差はないのかもしれない。
ただ現実は想像どおりにはいかないこともあるから、すべてだれぞの夢想ではない。
以前、短歌のマスノさんという人の本を読んでいたら「頑丈に短歌をつくる」というようなことを言っていて、うまく説明できないけれど確かに文章には頑健さまたは軟弱さがあるように思える。現実にも頑丈さや貧弱さがあるんだろうか。