紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


汗とともに去りぬ(風邪が)

発汗に対してのその信頼感なんなのと問われて、それはさくらももこのエッセイにあった風邪の治し方。つまりこうだ(どうだ)、筆者(さくら)があるとき「風邪の予兆」を感じた。「これから風邪を治すからね」と言って厚着をして蒲団にこもって数時間。大量の汗が出て、風邪が治っている。風邪になる前から風邪を治すという嘘みたいな手であるが、これまでの経験と照らし合わせてみると、たしかにポカリスウェットなどをたくさん飲んでお蒲団にてウンウンゆっておれば、汗を大量にかいてめざめ、スッキリしていた、ということ。\あるあるー!!/それを人工的に再現するのだ。などといいながら、本件にかんしてはうまくいっていない。暑くて蒲団から手足を出してしまう。駄目である。蒲団内サウナにてデトックスをしなくてはならないのだがどうにも寝付けない。一度などは自分の咳で起きてしまった。残念すぎる。熱が38度まで出ないことも関係あると思う。高熱がでると寒気がするのが、37度台では普通に暑いだけなのだ。「汗かいたから治ってるといいなー」といっては変わらずの微熱。そして冒頭の疑問。何たる中途半端! 風邪の芯のようなものは身体に残っていて、毎度汗だけはまあまあかいていて、着替えと洗濯ばかりを繰り返している。とはいえ本日はやっと通院し、薬をもらってきたから大丈夫。ヤッホーPL! 心強いぜ! 熱は下がりませんが今日は自炊できるくらいには元気です。しかし土鍋でおかゆをつくろうと思うとごはんが炊けている。土鍋よ……!

すべては中途半端がいけない。さんじゅうななどがいけない。寝ているとなんだか感傷的な心持ちになってくるのが、でも今日はとくに思いつかなかったな。入浴後に髪をかわかしているときに、本当ならばクリームをつけるのを億劫がって熱風をそのままあてているの、髪にとってはほんとうにいたましい。いじめみたいなもんである。もともと太くはない毛が細って栗の色に近づいていく。近ごろ。干刈あがた『黄色い髪』。中学生がオキシドールで自分の髪を金色にするのであった。キシキシ。なんで今まで忘れてたんだろう。思い出してしまった。