紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


つながっている

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(なめらかに)つながっている、というのがわたしの好みらしい。海に行く道も山に行く道も、崖ではなく、長い長い坂道であってほしい。

人生における諸々も(下から読んでももろもろも)、なんとなくはじまって、なんとなく終わってほしい気がする。そしたらいろんなダメージが少ないんじゃないかな、と思うのだが、あとから振り返ってみて、あああの山はあんなに高かったんだと思ってショックを受けたりもする。ので、これはまあ、日常を漫然と過ごすための秘策なのかもしれない。

話の糸口みたいなものをできるだけ自然に自然に持っていこうと思って、重要ごとを切り出すのが苦手で(それは崖から飛び降りるようなものだから)、文章でも似たようなところがあって、だから長く長く書いてしまう節もある。のかな。つまり、ある話題に自然に行くためにひと段落費やしてしまう(し、それで話が脱線することもよくある)。

しかし色々なブログとかを読んでみると、「話は変わるが」「話を戻して」などで、話題を変えているものがあり、なーんだ、それ使っていいのねと目からウロコやコンタクトレンズがぽろり(今はめがね)。それはなんだか「早送り」や「巻き戻し」のボタンみたいね(今は「チャプター送り」とかの方がいいのかしらん)。キュルキュルと人生や思考や文章のだらだらを端折って頂上へ、また先ほどの頂上へ。これはまあ発見よね。でもやっぱそれが苦手なのだよねえ。

そうそれで、山には巻き道ってのがあって、疲れているときにはありがたいニコニコ道だけど、そればっかりだとどの山にもつかない、んだよなぁ! 決めるときには巻かないでビシッと決めるのが肝要。なのだった。

登山中はつらくてつらいんだけど、もし「どこでもドア」が発明されても、それで富士山のてっぺんに行こうとは思わない気がした。やはりそれは登山ではない。しかし、アウトドアショップにはひとっ飛びしたい、くらいの慾はあるのだった。

 

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(ご来光を見た)