紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


川上未映子、「雑記」のとりあつかい

最近読んでいたものが一段落ついて、久しぶりに川上未映子を読んでいる。するともうほんとうに、胸がいっぱいになっちゃうというか。息をして空気が肺のふたまたにわかれてるところ、そのへんがギュッとしてる。こみあげてくるようなつっかえてるような変な感じ。わたしの気持ちと川上未映子が混ざり合ってるそのへんで。なにがいいかって、ぜんぶ。もう全部なのだとそれでは説明にならないのだけど、しかしどこか引用したいと思ってもそれすべてなんだもの。どうしようもなくなって、びっくりして引きずって歩く。

数年ぶりに読んでみて、わかったのは、わたしの書いてるやつってかんぜんに川上未映子の影響を受けているじゃないの。わかりやすっ。だれか指摘なさいよとか思うけれども、皆んなそんな義理はないのだった。しかたないので自分で言及することにして、読んでいなかった数年で薄まっていたのんがまたじわじわ戻ってきてほらこのとおり。(いやもう安っぽい亜流で真似で申し訳ないとか思うけれど。ゆるしてほしい。)

 

発光地帯 (中公文庫)

発光地帯 (中公文庫)

 

( とりあえず今読んでいるのはこれ)

 

ここ数日は書いたものに雑記とつけて投げるように置いておいて、でもそれでいいのという気持ちが少々。そのときは雑記としか言いようがないのだが、あとになるとタイトルつけられたり、べつに雑記でもないなと思うこともあるので、そしたら手直しはしていこうと思う。

急に何をはじめたのかと思われたかもしれないけれど。なんというか。エントリにはならないまでも、できごとの備忘として、なんでもない文章をぶらりとさげておけるようにしたかった。実験です。またたまにあらわれますがお気になさらず。と。いまさら。