紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


【雑記】20150308

思い立って生活なんちゃらを読む。二年くらいまえの号。はじめから読んでいって、ちょうどOくんの順番だった(Oくんといったって、知人でもなんでもなくて、ただ敬愛する音楽家なのであった)。正月の話からはじまって、中盤にさしかかってゲラゲラ笑ってしまったが、よく読むとそれはずいぶん前の小説の唐突な引用で、ほかにもOくんは自分の書いた解説文をひっぱり出してきたのを、最後になって「これはこれこれのときに書いたのの引用です」と言い出した。それはそもそも音楽についての評文らしいタイトルがついているのだったが、Oくんの身辺雑記と突然の引用が混ざり合って、整備されていない道を歩かされているようで、「ヤラレター」と額をポン、と。そして、「いやはやしかし、これは小説ダヨネ」と思って、その感じが心地いいのだった。