紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


カニ→二次元?

洗濯ものを干しにベランダに出たら、水の音がして、とけた雪が樋から地面にダイブしているのだった。春の音だなんて思いながらしかしまた雪が降るなんてね。

立春。節分に一日遅れで豆菓子を食べる。同居人の帰省のお土産だからなにも考えてなくて、分けたらともに14歳という計算になった。

『滝を見にいく』を観た。過不足なくて好感がもてました。日本の映画って感じがした。なんか。うん。好きってよどまず言える。感じ。笑えるし押しつけがましくなくて良い。


映画『滝を見にいく』公式サイト

 

予告のゴダールの3Dの2D感がすごかった(わざとやってるのだよねと思わせてしまうのが巨匠の力)。あと、感動させようとしてくる映画はもうお腹いっぱいですよと思ったのと。感動するかどうかはこっちで決めますから。

ヒナ氏と映画を観に行くのが好きなんだなぁと思う。観たあとにああだこうだ言うのが楽しい。たぶん物語の見方が似ていて、話もすんなり通るしありがたい。映画に限らずいろんな分野でそういうことはあって、それもやっぱりありがたい。

そこにあるのは日常で、すると自分はもう恋愛市場というようなものにはおらず、ひとつ投げ捨てたかわりにこんな日々を消費するように享受しているのだろうか。胸を突くような熱情を持てなくて申し訳ないと思うこともある。とはいえ、もとから向いてないのでやっぱりソーソーリーなのだけど。

空気をいれて髪をがしがしに乾かす。うまくいけばエアリーでナチュラルでゆるふわに仕上がるはずが、寒くてニット帽をかぶってしまうとすべてがつるつるさらさらで元の木阿弥の中学生みたいになってしまう。でも、寒いから手放せない。

ピラティスではじめての動きをしたけど、自分に(まだ)合っていないみたいで帰ってきてからたまに攣る。筋肉がびっくりしているみたいだ。別個でやっていた体幹を鍛えるのと腹の側筋をつかうのを一緒にやる。三次元の動作はまだ早いのだと泣き言をいう。カニだったら一方向への動きだけでいいのに。