紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


冷たい週末

昨日は久しぶりに友人に会った。恋人ができたときいていたので、お祝いを言ったら、わたしも知ってる人だという。よくきけば、見たことあるくらいの人だったけど。

彼もその会場にいて、直前に風船を持った子どもと追いかけっこをしていたあの人か。と。確かに友人の好きそうなタイプだった。やんちゃで子どもっぽくてお酒が好きそう。夢追い人で結婚もぼんやりとしか考えていなさそう("大人"になる覚悟がなさそう、ということ)。ろくに話したこともないのに印象だけでそう思ってしまった。

ほんとうにお節介だけど(そして、わたしが言える筋ではないのだけれど)、友人の異性の趣味はあまりよろしくない。サークルの仲間らしいのだけど、他の人には秘密にしてるから、と、声をひそめて、しかし嬉しそうに彼女は言った。大きな音で音楽がかかっていて、小声でなくても顔を近づけなければなにを言っているかなんてわからなかった。幸せにならないために、(無意識で)恋人を選んでしまうことがあると思った。

それから場所を変えてお酒をのんだ。夜の間に雨が降りはじめていた。

今日は親戚と出かけてきた。案の定というか、末の妹も来ていた。わたし達は折り合いが悪い。年齢のせいか性格のせいか。合わない人に無理に合わせない。来なくていいのに、と顔は笑ったまま何度もつぶやいた。

親戚がいて、姉妹がいるのに、わたし達はけっして話さなかった。相槌を打ったり、なんとなく笑顔をつくったりするけれど、絶対に交差しない。相当気持ち悪かったろう。

気づかないわけないと思うけど、とくに何も言われなかった。気づいているなら、向こうを誘ってくれるなと思う。でも違うのだ。親戚にとってはわたし達のどちらも等価なのだ。親と一緒だ。優劣ではない。すばらしくできた人たち。結局わたしは「あなたが一番ね」「あなたが優秀ね」と思われたいし、末っ子にそう思い知ってほしいのだ。でもそれは無理なのだ。事実はどうでも、わたし達は等価なのだから。

親戚たちは悪い人ではないのだけど、しばらくは誘われても遠慮した方がいいのかもしれない。時間が必要なのだ。人生は短いのだから、気持ちが硬直するような場面は避けてもいいはずだ。

二日間とも外食をしてしまったので献立はなし。

神様とも会話をしてないなー。平日の方が話してる気がするよ。

毛布はいつしまったらいいのだろうか。

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寒い夜はくるまっている。