紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


野菜と出会うとき、また出会い直すとき

めちゃんこ寒くなり、もうこんな日は鍋、毎日鍋だっていいくらいと思いながら吸い込まれるスーパーにてたくさんの青果に囲まれながら、あれもこれも野菜だと思う。鍋にいれるのは白菜きゃべつ水菜大根長ねぎなどの群から1種類(以上)、きのこの類もあるといいかも、鍋の種類によっては色どりに人参のオレンジかブロッコリーの緑があってもいいかも、とか。春菊ほうれん草はアクセントにいいなぁ、とか。考えながら、ああ野菜ってこんなにたくさんあったのねと思う。

幼いころの野菜の知識といえば、玉ねぎ人参じゃが芋であって、これはまんまカレーの材料。色合いも簡潔で悪くない。しかし、のちに思ってみれば人参のオレンジは緑黄色野菜の特徴とはいえ、野菜世界の中では異端だし、形も似たり寄ったりというかこれらはぜんぶ根菜だしね。この狭く偏った野菜観が世界のすべてだったあのころと比べれば今日のスーパーの輝きの豊かさよ!!! みたいな変な気持ちになってきて、目に映るすべてのものがメッセージで、ナスやゴボウやカボチャやトマトやインゲンなどを見るのであった。まあでもこれらの大体をカレーは包むことができるのだけど……。

大人の味覚は複雑だみたいな話にしたっていいんだけど、まあなんだか豊かさを享受して、今日はおでんにしました。大根しかはいってない!! 鍋の世界の多様性の話もする? 結論は同じになるかもしれないのだけど。