紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


お味噌の気持ちで

九月。なんだったんだと思っている(まだあるけど)。

すべての週末に出かける予定と異なる締切仕事がはさまっていた。久しぶりに夜更かしもした。でもなんだか乗り切ってしまってあんまりよくない体験である。最後の週末も出かける予定が入った。入っちゃった。今やわたしは土日休みの仕事ではないのにめちゃくちゃアクロバティックに動いている(半休がとりやすいのでとりまくろうとしてるけど、そのうち目をつけられて怒られるかもしれない)。乗り切った。乗り切っている。乗り切れてしまっている。どうしたら平穏に過ごせるんだろうか。

自分についての評価が一定していなくて、みんなそんなものなのかもしれないけど、能力はある(気がする)けどうまくいかない、という状態を常と思っていて、でもなんだか現状の仕事ではすげーちゃんとやれてる、ちゃんとやれてなくても笑顔とコミュニケーションで乗り切ってる、乗り切れてる自分がいる。のがむずがゆい。わたしの能力ってなんなんだと思ったときに、、テストは平均点以上とれる(気がする)、でも努力はしていないから天才秀才にはかなわない、持続する体力がない、野生の "できる子"(自分でいうか)なので、褒められてもわたしは自分がこわい。でも褒められたい。褒められてないと力が出ない気がする。そしていつだって余力の範囲でやっているから、いつか実力以上のことにぶちあたったときがこわい、怯えながらやっている。意外とそのときはこないのかもしれない、社会ってそういう感じなのかもしれないけど、やっぱそろそろ危ない気がしている。

そんな中、前述の無理してねじこんでる予定の会で文章など読んだりして、自分がまったく上手に言語化できていない状況に少しホッとしたりしている。思ってること、感じてることがうまくあらわせない。ほかのひとはあんなに見事にしゃべっている、ああこういうふうに言ってみてもいいんだ、なんて完全にお味噌の気持ちでたぶん誰にも ”できる子” と思われないでむにゃむにゃと話をきいてもらっていて、それがすごく楽だったりした。そういえば冬に味噌をしこんだんだけど、あれっていつになったら食べていいんだろう。そっちの味噌の気持ちも知りたいよ。