紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


お湯があるから(大丈夫)

はじめて行く会の忘年会に混ざっちゃうのはさすがにやりすぎだった気がする。朝、帰ってきた同居人に玄関で発見されたのが大事件。お酒、飲まなくてもいい世界にきたと思ってたけど、べつに弱くなってはいなかった。注がれると飲まないといけない気持ちになっちゃうんだけど、酒が飲みたいわけではなく、わたしはお湯が飲みたかった。お湯ラブだった。お湯を飲んでいてもプラセボで酔った風になるんじゃないかな。翌日が一日だめな感じになるのもあんまり好きではない。酔時の自分を思い出すとだいぶ恥ずかしくなるのももう嫌なんだ。散会後ひとりで帰った道のりの手ざわりをささやかに覚えていて、意識の感じとかまっすぐ歩けていないとか、わざわざ遠回りしてコンビニでアイスを買って食べたとか、変な生々しさと記憶に埋もれてしまう遠さを感じる。不思議だ。歩いて帰ったとはいえ、あんまりよくなかったな。家の手前に大きめの交差点があり、その横断歩道の前に立っていたことは思い出せる、歩いたことも、でも信号赤じゃなかった? みたいな。たぶん青だったとは思うのだけど、あやふやな危なっかしさを思い出してヒヤヒヤする。コンビニで買い物したときもそんなに酔ってませんって顔をしてたろうけど、ばれてるし、ばれてなかったとしてもわたしが知ってるぞ!! という感じだ。家に帰ったら玄関で寝ようと思ってたんだと思う。判断力の低下。マンションの階段をのぼって、鍵をあけて、それでゴール! ってなっちゃってたんだ。体験談とかで玄関で倒れてたみたいな話、(自分には)絶対ないと思ってたのにあったから!! 酔っ払いが正しい判断できない頭でそこを目標にしちゃうんだ、という機序が納得されたよ。お酒はほどほどに、って思ったよ。ふふ。