紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


みてるドラマ

出先で飲んだお湯がおいしくて、きいたらゆずの皮を入れているといわれ、なるほどと思って真似をする。皮はママレードとかお吸い物に添えるとかにしてたけど新しい一面が。そういうのを知るとなんであれやってみたくなる。実験魂だ。

今期は「スーツ」と「けもなれ」と「落語心中」と「まんぷく」を観ている。「スーツ」は原作をネットフリックスだかで見た同居人からの要望であんまり本気で見ていない。トレンディを引きずっていてつらいと思ってしまう。「けもなれ」は同居人に「つめこみすぎでは(着地点が全然わからない)」と言われてしまっていた。わたしはそんなにつらくないので、そうかーという感じ。でもあのしゃちょーを「頭の回転が速い仕事のできる人」っていわせてたのはやめてくれと思った。「落語心中」は普通にいいです。一番いいかもと思っている。それで「まんぷく」は安藤サクラだから観はじめたけど、長谷川博己が振り切れてて最高なのでわたしと同居人は夢中で見ている。朝ドラって期間も長いし出演者も多いし毎日やってるしちょっと違うよなと思いながらでも夢中だ。長谷川博己に夢中だ。

十代のころはテレビっ子でドラマもたくさん見てたけど、実家を出て一時期テレビのない生活をしていたこともあったし、ドラマはつくりごとだからと思ってみなくなってしまった。物語は好きなのに、テレビドラマは信用できないと思い込んでいた。話題になるドラマはそれなりに面白くて、教えてよー! ってあとから思ったりするから、面白くないわけではないのだ。雑誌の連載とかアニメとかもはじめは一通りチェックして、随時切っていくみたいなの、やってる人がいて、それが正しいのかもしれない。が、時間も体力もなく、あとたぶん "切る" ことができずにつまらんよなーと思いつつ全部見ちゃう未来が想像できるのでなかなか踏み出せない。有象無象に対して敏感でないというか、自分を守るためにいいかも係数にゼロを入れちゃうような。ことを。しがち。