紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


早起きが苦手だ、というか起きなくてはいけないと思うとたいへん緊張してしまう。眠りが浅く、はっと目を覚まして1時、2時半、4時、、ということになる。何度も起きながらけっきょく起きられるのだ。だから早起きができないわけではない。9時だって10時だってその時間に起きなければと思ったら緊張する。でもさすがに遅い時間は普通に起きてる側に含まれるからあまり意識されないだけなのだった。

旅に出ていて、移動時間の長さ、移動移動、さらに移動、はじめての地で路線バスの乗り継ぎ、整理券と千円を超える運賃。

山奥はたまた海辺というような場所をバスは行き、視界がひらけ水平線を一望し波頭を目でなでる。しかし川だよ川、地面との高さが僅少すぎておびえるわたしは山の民だからだけど、もう少し深く、または河岸段丘一段増やしてくれと願っていた。水に対する畏れが足りなすぎるのでは?!?!?!

移動中は編み物をよくした。小物と輪針はコンパクトだ。ポジションを決めたら腕の上げ下ろし(毛糸を引っ張り出す動き)だけでできるからわたしもコンパクト。とくに技能のいらない表編みを延々と続けていた。でも編み地は数センチきりだから先が思いやられる。