紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


あぶない夜更かし

画面で見る画像はすでにドットの集まりで、それに「ぼかし」をかけると同じ色の場所がさらに細かい似た色の点に分かれた。情報がさらに情報になっていく。なめらかにとけこむ点もあればしみみたいに黒さへ向かう点もある。その点も色もただそいつであるだけなのに周囲とまとめてみられて画像をむすぶ。「ぼかし」と「ぼかし」の間の谷の焦点のあった部分のまぶしさなめらかさみたいなものを横目にしながら、そいつもまとめてやってしまうか考える。ものには重なりというものがあるのに(遠近といってもよい)、画面も画像も平坦なんだもの、それに依拠する悩みといえた。こんなことばかりしていたらすべてのものが点のあつまりでできているような気がしてきた。あぶないあぶない。