紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


客観的なダンス

 風 彡彡彡彡

 

が吹いて道が落ち葉だらけだった。上水わきの樹々も寒そうな気がしたけど気のせいかもしれない。もしくは本日業者が入りましたか? このタイミングで? アーハン。そしてこれは葉っぱのにほい。は、草のそれと似てるけどやっぱり違って少しかわいた感じというか、秋と混ざってしまっているよう。よく合う。ミックスされている。

 

雨と雨の合間の晴れた日に山に行って、奇跡のような晴れ、その日、山頂への中途の大きな鳥居の前で、同行者たちは厠へ行ってしまってわたしひとり、真っ直ぐな樹がぐるりと囲んでいて薄暗い。陽は隙間からかろうじてまぶしく影を濃くしていたあの静かな数分間は素敵だった。その日光はとびきり優しくて強くて太陽に恋。するぞ。しかし午後2時をすぎると急に弱弱しく傾いでいってはや夕刻をにおわせて、そしてじきにとっぷりと山のあなたへ。秋も冬もせつない恋だわんね。的な。

 

力をためている。前のタームに拘泥してはいけない。変化をよろこべ。

 

家のこと、わたしが「趣味の延長で」みたいな感じで処理していたのがどうにもまわらなくなったことがあってすわ危機か。今さら独り暮らしできるのかみたいなことをぼんやり検討していたのだけど、それもまあいろいろあってタスクを共有できるアプリで管理はじめました。ここにきて、というので笑っちゃいそうにもなるし、いつからでもはじめられる、という元気づけにもなる。

やらない方が悪いという気はなくて、双方のタスクであるということを無視していたのはどちらもで、わたしも悪かったと思っている。しかしこれまでの実績と駄目駄目になったのが相乗して、わたしが善の導きしもので、同居人が悪だったので必死に改める側みたいな構図になっているような気がしなくもないので申し訳ないなぁとも思う。違うんだ、あなただけの問題じゃなくて、わたし達の問題なんだ。まあでもちょっと様子をみてもいいかなと思ったり。あと他者って驚くほどに他者だから、わたしがこんなことを考えていても全然違うことを考えてたりするんだよね。なんだよ杞憂かよ! 独り相撲かよ! みたいな思考をしてからあぐらをかいている。