紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


ない世界

神なき時代を生きていると思った。神っても精神なんちゃら式のニアリイコール父親の方の神ね。ポストなんちゃら時代とかいうのかもしれない。村上春樹の小説は神なき時代をえがいているという評があって、わたしはとりあえずそれを信奉しているのだけど最近読んでいないからどうなっているんですかね、というのは脇道で、その感覚は主観的なもので、人によっては神やら父やらは健在で、厳格に世界や社会や規範をしばっているんだろう、ということを神あり時代人と対峙しているときに強く思う。相容れなさの証左に使うし、だからといってかれらを責めたり批判したり宗旨替えを強く言うこともない、これこそ神なき時代なのであるからね。なんつって。その相容れなさだけを言い募ってドロンする手はずを考える。それと、「神なき時代」という神を打ち立てないようにしましょうねというのが注意すること。