#短歌の目 ひらがなのかがみのめいろの
題詠 5首
1. 編
愛す子も愛さない子も等しくはだれぞ遺伝子編まれた先の
2. かがみ(鏡、鑑も可)
かの人ののち水滴のしぶきたる鏡の向こうの顔に色ぬる
3. もち
おもちさえあればなんにもいらないの 夏はおそばがあればなんにも
4. 立
おひとりで立ってるあなたは美しく、けれどみなにもさあれと云えず
5. 草
干し草は枯れた草とは違うもの? 牛のおちちをのんでる
テーマ詠
テーマ「初」
なんもかもきみにとられてしまっててこの先どうして歩いてゆける
なんもかも夢に出てきたくりかえしすべてがはじめてすべてがおわり
赤いものあげたかわりに色うせてずんぐり十字架世界を嗤う
以上、よろしくどうぞ!!
★追記(2/12) この月の短歌についていちおう書きました(がなにも書いていない気もする)