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紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


泳げ地蔵

約束が苦手、と思う。というのは誰ぞの空想のような夢に組み入れられているとき、わたしは反発する。それは心から反しているのか、それとも経験からか。夢のような希望を語る人がいて、そうするとどうも実現可能性が高まるらしいのだけど、そのときはからだがむずむずして愛想笑いがもれてくる。わたしのことを勝手に語らないでと思う。それで機会をのがす気もするし、にこっとか笑って握手して一緒にがんばりましょうといえたのではと思うこともある。たぶんたぶんたぶん人によりかかってしまうのではという危惧、そうなってしまうとわたしは赤ちゃんのように他者のはたらきかけを待ってしまう。いやいや、乳児は養育者に積極的にはたらきかけるというからそれ以下だ。わたしはただ地蔵のように約束が供えられるのを待ってしまう。ご利益は今のところなしだ。ということで自分の性根を勘案すると、厳しくとも自分で泳ごうと思うのだった。泳げ地蔵。泳げるのか地蔵。