紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


ピクサーはいつもそう

録画してあったモンスターズインクとモンスターズユニバーシティを半分だけ観た。流しながらだったので観たとはいえないのかもしれない。ズートピアもだけど、世界には黒幕がいてそいつが悪いやつで誰もが思ってもみないことをたくらんでいるという世界観について、納得できるのと信じきれないが半分ずつ、もっといったら100%がそれぞれひとりずついる感じがあって、でもこういう風に書くのだからけっきょく信じてないのだと思う。わたしはアメリカ人にはなれない。

実はユニバーシティを先に観はじめていて、主役が全然歓迎されていないの(これもズートピアと同じだ)が観ていてつらい。というかもっと主体的にイライラするくらいのストレスがある。それはインクの方では違って、最初からサリーが花形社員としてもてはやされていたのはよかったけど、女の子の行動にまったく共感ができなくて(これはシュガーラッシュも同じだったな)またストレスを感じてしまった。最終的にまとまるとしても、わたしはあのときのアレをゆるさないからな、みたいな気持ちをキャラクターに対して持ってしまう。インクの最後にNG集がついていて、全部CGなのだからそれだって全部ヤラセみたいなものなんだけど、それを観たらかれらはみんな役者で演技の上であの行動をしてたんだと思えてゆるせた(手塚治虫システムを思いだす)。ユニバーシティは最後まで観てないけど、これもNG集がついていたらいいな。

体調が悪くて寝ながら観ていたら夢と混ざってモンスターズインクは未来の自分たちが助けにくるみたいなドラえもん的な展開ではないよね? その夢のあと、モンスターズインクのすべてがわかったぞという気分になったけどわかっていませんよね?
また別の夢では風邪のわたしが熱をはかって両親に世話をやいてもらっていて、風邪のときに風邪の夢みるの阿保の象徴やんけという感じがする。体温計は50度とか70度とか出ていて壊れてるねとかいいつつも自分の熱っぽさには自信があり、まあ実際そうなんだからしょうがないよね。

平常からなまけたい気持ちがすごいので、いざ体調が悪くなるとこれは違います嘘ですよとか誰にしてるんだかわからない体面をたてようとしてしまう。元気なときには休みたいといい、不健康なときにはいいえ元気ですといいたい。これも夢みたいな話なんだけど、映画に出てくるみたいな蒸気の列車にわたし達は並んで乗っていて、置いてきぼりにする「健康ではありません」の墓場に走り出す汽車から唾をはきかけてる感じ。ないことにされたわたし達の半分は黒いぐしゃぐしゃで塗りつぶされてごみためで泣いている(わたしも泣かなくてはならない)。