シーラカンス→スター・プラチナ→そして時は動き出す
昨日のちょっと続き。
祖母とその部屋の時間は止まっている。ようにわたしには見えたけど、朝起きてそのままのそのそと入浴する祖母をみて、彼女は彼女の時間の中で生きているだけなのだと思えた。
入浴後にまた横になろうとする祖母をあわててつかまえて、一緒に雑煮を食べた。こんな感じでわたしたちの時間は時おり出合える。同じ時間を生きるのはなかなか難しいかもしれないが、一瞬の邂逅だけでも有難いじゃないか。
汁が煮詰まって雑煮の味は少し濃く、祖母には悪いことをしてしまった。
食後、横になってからも目をあけたまま思案して、「あんたの家はあんなに濃い味付けだったっけ?」ときかれた。ごめんと謝って、しかし祖母の中でわたしや母のことが紐づいてぶらさがっていることの証左のようで、少し驚き、嬉しくもあった。
たぶん。よく言われているようなことなのだけど、「わからないだろう」と決めつけるのはこちらの気持ちであって、祖母は(被介護者は)、彼女なりにわかっているのだ。手ごたえを感じられなくても蔑ろにしてはいけないのだ。うう。よく言われているようなことだ。
横になったままの祖母に声をかけて辞去する。これで、今年の正月は終わりだ。そういえば、「正月はどこか行かないの?」ってきかれたのはちょっと辛かった。ね。
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Uターンラッシュの波にのって(もみくちゃで)同居人が帰ってきた。これで大体いつもどおりだ。明日からまた仕事。なーりー。いろんなことがリセットされた。
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暇にまかせて塗ったネイルをみつけられて。
いわれなき中傷!!