紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


ウィークエンド

エントリ書きたいけど書くことないなぁみたいな消化不良状態。書きたいことはあるのだけれど、形が見えてこなくて書けないつってたたずんでる。でもこんなときこそ何かしら書いた方がいいよなと思って筆をとる。キイボードもとるって言っていいのかしらん。感覚的には、三日に一度以上では書きたい感じではある。のです。

会社の人に、来年度の計画に誘われているのについて。なんか話が理想論ばっかりでぼわっとしてるよねーって思ったけど、たぶん、わたしに期待されているのがぼわっとした仕事をはっきりさせて、片づけるってことなんだなと話しているうちに気づいたので、その話はしないことにした。

でも、どれだけ誘われても、お受けできないと思っているので。今のところ。ありがたいお話だとは思うのですが。

この理想と現実の弱点がお互いに尻尾を追いかけあっている感じなの、面白いは面白いし、わかった人(わたし)が介入すればいいのだけど、その気はないし、たぶん介入する人それぞれの解決方法があって、絶対的な解答がないの、歯がゆいけど、現実ってそんなもんなんだなと思って、すべてを時間の川に過去として流し続けている感じがしている。それこそぼわっとして言語化できてないのだけど、でもなんかきりきりしている。大体のことが最近そんな感じだ。きりきり。

人それぞれっていうのは便利な言葉だけど、真実でもあって、けっきょくは自分がわかったことしかわからないんじゃないかと最近思っている。現実にあるのは大きな大きな個別性だ。多く重なるところを普遍性みたいな言葉でつまむけど、それは個別の集合で、つくられた便利な概念なんじゃないか。なんか。身体をマニュアルに押し込めるのは正しくないんじゃないかなという話。

そしたら歴史の蓄積みたいなものは無意味になっちゃうけど(そんなことはないとも思うんですが)。毎回体当たりはめちゃくちゃしんどいけど。マニュアルは個人を守るが、個別性を尊重しない。いばらの道にどんどん入っていってる気がするけど。なんか。そんな。

無理やり関連付けるならば。読書も映画もなんでもは「体験」で、感想とかも個人と紐づいたものが尊いのかなと思ったり。著名な評論家とかは違うのかもだけど。集合的無意識にアクセスできる人なのかもしれないけど。読書感想文とかめちゃくちゃ苦手だったとか思いながら。

 

最近読んだ漫画のこと。

★『逃げるは恥だが役に立つ』1~4

逃げるは恥だが役に立つ(1) (KC KISS)

逃げるは恥だが役に立つ(1) (KC KISS)

 

去年あたりに「このマンガがすごい」女編のなんか上の方にいたやつ。 

突き詰めたら少女漫画なんだけど、結婚制度を家事労働の請負とみるか、恋愛感情の果てとみるか、その両方なのか、現実は混ざったり混同されたりしてるなぁって思ったり。家事をする代わりに金銭をもらう(養ってもらう)って、シンプルな気がする。一方で、好きな男性の身の周りの世話をしてあげたい! これが愛! っていうのも間違ってはいないんだろう(女性目線で御免)。

わたしは世間的には同棲しているという状態なのだけど、こんな歯に布はさまった言い方しちゃうのは、あんまりそんな感じしなくて、なんだか部活の合宿みたいだなと思っているから。食事と睡眠の時間は決まってて、あとは自由時間。たいてい個室にいる。合宿中って言いたいもんね。ずーっと合宿してる。

「同棲」も「結婚」も十人十色なんだろうけど。あーでもこういうのひっくるめて、「結婚」って言葉でまとまるなら、結婚はすごい概念だわ。便利だわ。便利だけどむずむずするわ。

 

★『逢沢りく』上・下 

逢沢りく 上

逢沢りく 上

 

 

逢沢りく 下

逢沢りく 下

 

きょうの猫村さん』のほしよりこのグッとくるまんが。

すぐに泣ける女の子。美少女。冷えた家庭。父の愛人が飼わせたペット。関西の親戚。関西弁には染まらないと誓う。大阪人との交流。都会との対比。単純に思春期の女の子の成長(?)話ともとれるのだけど、記号と余白がすごくて、小説っぽいと思った。漫画を読んで小説っぽいと思ったことはあんまりないので、ウーム。うなるよ。ウーム。

 

こんな私の来週を 笑うように外は雨

レ インコートを出さなきゃ 

 また来週。