紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


時計の音が とけてきえて ゆるされている

文章と思考について、考えているのは、脳みそとインプット媒体がガツッと直結されて、どんどんどんどん自動筆記されてほしいということだ。ほんとうは。頭の中はぐるぐると、わたしが動くたびに思考がめぐるたびに、ガチガチガチと一分間に何百字くらいかの文字を吐き出している。わたしの思考も感覚も文章で、主格がてにをはが副詞が述語が刻一刻と状況を活写する。

目の前にキイボードと文書アプリケーションがあったとして、でも打鍵は思考に追いつけない。文字は思考はあふれてこぼれていってしまう。それが惜しいとか悔しいとかはもう思わなくなったんだけど、でもやっぱ一度は全部残してみたい。音声で残して文字起こしするのが一番近いのかな。今度やってみようか。話し言葉と書き言葉は違うと思われてるけど、文字起こしするならそれは本当の言文一致。体。のはず。

朝方あるブログを読んでいて、頭から読みざまに好きなところを引用スターしてったら、10個くらいつけたくなって、いやでもさすがにとためらって抑えた。のだ。けど、ずるいよ。ずるいんだそのブログは(好きです)。

まあいいんだけど。ものすごい勢いで思いつくままにジェットコースターに乗っているように言葉を紡いで重ねていって、読んでるこちらが振り回されるみたいな感じがすばらしくて、PCやらスマホに向かっているだけなのに、頭の後ろがじんじんとしびれてふわっとする。その瞬間は足が地についていないような不思議な感じがするのだけど、そういう風に書くには、わたしも心をワッとやって思いつくままにががっと書いたらいいのかなとか考えた。

読むスピードみたいなものは、内容(展開の仕方)とかひらがなと漢字の割合とか、句読点の場所とかで調整できるというけど。それでいくと、わたしの文章は、ゆっくり読む向けの書き方が多い。早口で読んでくださいって頭に書いておこうかな。まあ自己満足だから、すきにしてもらおうやっぱり。

齢のせいか、小さな文字がぎゅっとしてると読むのがしんどい。うう。でも、今ここでつかってるテーマは字が大きすぎるよなとも思っている。

アルバイトの女の子が緊張した顔でやってきて、話をきいてた。しばらくお休みしていて、最近復帰した人なんだけど。そんでもう就職だからやめちゃうんだけど。

ちょっと休んでいたときがあったのは、仕事の内容が合わなかったからで、中途半端で投げちゃってごめんなさいと言われた。

そんな人はたくさんいて。たぶん同じような理由で辞めてった人はそれなりにいて。バイトの合う合わないなんて人それぞれだし、逃げたっていいのだ。バイトだし。一所懸命にやってくれたら嬉しいけれど。

皆そうだから気にしないで、って言いかけたけど言わなかった。他の人がそうだとして、それを後からでも告白してきてくれるのは、ありがたいような、その人の自己満足じゃないかとか。ゆるしてほしくて、話したのかな。ゆるすもなにも罪ではないし。

その逃げたい瞬間は、合わないから逃げたいって明確に思う人もいるし、なんとなくお腹が痛いと思ってやめちゃうこともあるだろうし、後から思い返して嫌だったんだなって腑に落ちることもあるだろうし、言うか言わないかは誠実さととる人もずるいと思う人もそれぞれで。色々なゆるし方があるような気がして。なにが優しさなんだろうとずっと考えている(優しさが主題なのかもよくわからない)。 

髪を切りに行って、すごいいいお姉さんに出会えたので、今後も行こうと決めました。五年近く(以上かも)切ってもらっていた美容師の夢をかなえる宣言、出奔から一年半。やっと落ち着けそうです。ありがたいありがたい。天気もよくて空が澄んでいてすごくいい日だった。お店も駅から遠いけど人がいなくて静かでいいとこだった。

セットもやってもらったので、同居人に見せようとおもってお風呂に入らないで待ってたわたし、いじらしいじゃないかと自己満足して今日をしめます。うしし。

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反応がいいと切りがいがある。