紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


北風と太陽とオセロ

だんだんだんだん調子がよくなってきて、でもまだ食欲いまいちだなとか。お腹はすくけどあんまり食べたくないけど夏バテにするりとスライドしてる可能性すらあるけれどともかく少し元気が出てきたが、磨き続けた皮肉の牙をオブラートに包めるまでの気は遣えない。アウェーでの勤務が終わってホームに戻ってきた気のゆるみもあるかもしれないけれど。そーゆーときはもうがんがん突っ込んじゃって、特攻隊長めいた感じで、わりと楽しいけど、はたから見たら痛々しかったりするのだろうか。あとで思い出すとめちゃくちゃ落ち込む。

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photo by JD Hancock

正面からがんがん突っ込むさまは旅人の上着を脱がせるために冷たい風を吹きまくる北風のよう。しかしまあ世間的にはぽかぽかと照らして旅人を温めて上着をとらせた太陽の方が一枚上手ってことになってる。とんちっぽいし、知恵ものだし、スマートだし。わたしだってできることなら太陽がいい。太陽になりたい。

でも北風は北風であって、旅人を温める術をもたない。ってことはこれは負けが確定しているゲーム。北風は太陽にはなれないのだから、なにをどうかんばったって報われない。悲しすぎるがこの世の理。

それでも太陽に憧れてニコニコしてみたり優しい言葉をかけてみたりしてなんとかやってみる。ちょっとは効果がある気がする。そんなうちに、北風本来の突っ走り方がわからなくなっちゃって、俺はまだ本気出してないだけっつって。本気を出さないでいたらもう本気の出し方わからなくなっちゃって。そんな事態になるではないですか。親孝行したいときには親はなし。俺の本気出したいときには忘れてる。

ええと最終的にどうしたいのかっていうとよくわからなくなっちゃったし、論理の袋小路感がものすごいんだけど。北風から北風っぽさを奪ったら本当になんにもなくなっちゃって。でもがんばってるのに空回りで報われないなってことで。北風っぽさを持って生きていく覚悟かっこいいみたいな世の中来い!

と。北風代表わたしから。愛をこめて。(わたし今アルコール入ってますけどこのエントリだいじょぶですか?)

でもそもそも旅人がいなかったら北風と太陽はオセロとかしてるんじゃないかな。って。