紙とくまの生活。
忘れるために書く日記。


古いけれども新しい

雨のパイセンはちょっと落ち着いたみたい。梅雨はどこから来るのだろうか。

 


Children kabuki theater in Nagahama (warrior Kumagai, 12 y.o.) / lensonjapan

今日は雨の中、歌舞伎を観にいったのです。歌舞伎とか伝統芸能は「型」みたいなものがとっても大切にされている。演目も江戸時代からずっと受け継がれてきている。「新しさ」はそんなに必要とされなくて(新作歌舞伎とかスーパー歌舞伎とかあるけど)、伝統を守って、おんなじ営みを何べんもくりかえす。話の筋だってもう全部知ってるのに、知ってた方が楽しめたりする。面白い本とか映画とか、最後までいってからもう一回見直す感じと似てるのかな。伏線とか小道具とか納得づくで確認する。ここはこうなって、次が泣ける場面でとか、この後この人は殺されるとか、最後は全部うまくいくとか、全部わかってて、でも観てさらに素晴らしいってなる。

これは当代の風潮とはまったく違うのでおもしろい。新しいもの奇妙なもの前例のないものが好まれるこの社会において。

同じ演目といっても、役者が違ったり解釈が違ったり時事ネタを入れてみたりで毎回新しさがあるのだけれど。リメイクともまた違う。のかな。映像ではなくて、舞台の一回性というのも関係がありそう。あの回はこれで、この回はこれで、ってマニア心をくすぐるやつ。

身近な「型」ったらマニュアルなのかなと思ったりもする。仕事をすると、アルバイトでもなんでも大体マニュアルがある。新人さんなんかにはそれを読んでおいてって言う。マニュアルを覚えたところで、けっきょく「気持ち」だよねーとか思うんだけど。マニュアルがないと何もできないとか、無意味じゃん。でも、マニュアルに罪はなくて、嫌うべきはマニュアル人間なのだ。応用できるのは人間の特権。困った時には戻れるマニュアル。マニア心をくすぐるマニュアル。いや、マニア心は関係ないな。多分でもマニュアルってそういう風に思われてなくて、悔しいな。いつもやってる仕事をまとめて記述しておきたいんだけど、こんな感じのことを念頭に、マニアなマニュアルつくりたい。

マニュアルマニアがゲシュタルト崩壊。マリアマニアマニュアルアニマ。

一方そのころ神様は、昔の友人からお誘いを受けて悩んでいた(らしい)。

あんまり仲良くないから気乗りしないんだって。

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みんなで仲良く踊っておいでよ! 

夕食。親子丼。小松菜とひき肉の炒めもの(再)。キウリからし漬け。

うまくできたと神様自画自賛。


Charisma.cоm / イイナヅケブルー from 6/4 release "DIStopping ...

こないだ検索してから、カリスマドットコムがad.に頻繁に出てくるので載せておく。