20140527 『理由』と理由
起きてからも前日の余韻が残っていることがある。
昨晩観たのは『理由』。宮部みゆき原作で大林宜彦が監督。起きてからも、映画の感じに浸されていた。
この前に見た『あなただけ今晩は』とはぜんぜん違って、人がたくさん出てくるし、状況やら心理をしゃべるしゃべる。不可解な事件があって、謎の解明を追うミステリーだし、劇中ではその事件を追うドキュメンタリー風だったりして。証言者は総勢107名だそう。どんだけいるんだ。
ミステリーだけど、こーゆー事件があって、こーゆートリックでーっていう話ではない。トリックとか動機を説明したところで、観てもらったことにはならない感じ。事件の真相を話すとしても、30名くらいの説明しなくちゃいけないと思う。多い。
で、めちゃくちゃひきこまれて2時間半強、しっかり観てしまった。フェイクドキュメンタリーなのは先述したけど、妙なリアリティと画面の奇妙さがすごい。すごい作りこまれているけど、映画そのものに熱いというよりはどこか冷めてる感じ。逃げるようにタクシーに乗り込む女性のストッキングが伝線してるのとか。なんか。すごいってなった。
昨年、『この空の花』で、大林監督のこと、はじめて意識したんだけど。(厳密にいうと、『時をかける少女』(原田知世版!)の監督っていうのは知ってて、なんかアイドルの映画を撮る人くらいにしか思ってなかった)
『この空の花』もとにかくやばくて、ストーリーがどうっていう映画じゃなくて(たぶん)。映画ーってなる感じの。とりあえず、監督はテロップ入れるのが好きなのかな? とか思ったりして。
で、この監督だから、 こんな感じなんかなと思ったりもしたけど、どうも大林監督は原作に忠実にやる人らしく、原作がこんな感じなんだろうか。機会があったら読んでみようと思ったり。いま思えば『時をかける少女』も、最後(EDテーマのとこ)変だったもんな。。
この原作は「映像化不可能」って言われてたらしいんだけど、理由がよくわからない。軽くぐぐったけど、「長いから」らしい。ほかに理由はあるのかな。
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社会派ミステリーなのに、なんか笑っちゃうとことかあって、
「笑わせてくるんだよ」って神様に報告したけど。
このセリフはよく言われる(いつも適当に説明するから)。
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夕食はカツオのカルパッチョ。残ってたひじきとカシューナッツ炒め。ヘム鉄ありがたい。食肉について。シカ肉から干支の話。気づいたら変わっているかもしれない新しい干支のこと。
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職場でグループミーティングをして、最終的には今年中にカルタをつくることになったのを教えたら、また。
あと、やめなよ、とも言われた。
そんなことをするのはやめなさい、とのこと。