なまえをつけて(神様、あだ名を所望する。あるいは風邪を召す)
新しい呼び方
神様にあだ名がついた(そもそも「神様」があだ名なんだけど)。
ひょんなことから。
われわれの会話の中でよく出てくるワードがある。
それは、日々あんまり口にしない種類の言葉で、口にするとぎょっとされる類のもの。しかし、慣れというのはおそろしいもので、わたしも神様もすらすらと話題にのぼらせていた。日常的になってしまっているのだけど、それでは今後危険かもしれないという判断のもと。
ひなぎく、と。
呼び代えることになった。というか、神様が提案してきた。
絶妙なメジャーさ、花としてのかわいらしさなど総合して、適切な代替具合であると思われる。
とはいえ。呼び代えることになったところで、頻度はたいして変わらず、(ほかの人には)意味の分からないタイミングでヒナギクが咲き乱れる我が家。
ヒナギクすることがたいへん多い神様が、結局のところ、ヒナギクと呼ばれることとなった。
もちろん尊敬をこめて、さん付けする。
ひなぎくさん、あるいはデイジーさん。
神様、風邪をひく
そんな阿呆なことしてたら、神様が風邪をひいた。
熱でふらふらしながら帰宅。米をふやかしたものをもそもそ食べて就寝。わたしのくだらない話につっこむ気力もないようでこれは重症。さわるとめっちゃあったかい。人ってこんなにあったかいんやと、ぬくもりに感動するも、うつるからと追い払われる。発熱とはうらはらにとても寒がっており、その日買ったばかりの毛布をかけてやる。
来冬を見据えて(早)、冬物SALEを荒らした日の晩のこと。タイミングのよさはさすが神様。というか。デイジーさん。というか。
いまはすっかり元気になって、家を闊歩しておられます。まだ本調子ではないようですが。