やけになったりひらきなおったり、はたまたお弁当の効能
同居人の仕事が最近どうやら洒落にならないくらい忙しいらしく、残業のうえ疲れた顔で帰ってくる。睡眠時間はそれほど変わっていないのにクマがひどい(くまのクマぷぷぷぷ)。あんまりしゃべらなくなったしいつも不機嫌そうである。いつもと言っても、わたし達が一緒に過ごすのなんて今や日に一時間半程度である!(ヒエッ) ある日なんて三口くらいしかしゃべってないんじゃないかな。「お帰り」「おやすみなさい」「いってらっしゃい気をつけて」。あ、「昨日焼いたパンです」も追加して。
そんな日が続けばわたしも嫌な気持ちになってこの口内炎は誰のせいじゃいとかも思ったりして(夜更かしさせてるのはだーれー的な)、もにゃもにゃ思って寝てしまう。別れるときはお互い強気で別れるぞとも思った。戦意がすごい。しかし休日の前日は遅く帰っても多少は元気でごはんも食べてくれるし、隣でいびきをかいている朝にはやはりアリガトウとか思ってみるのであった。
弁当の効能
われわれはお弁当ファンクラブでその存在にぞっこんであったりする。弁当には単純においしいというだけにとどまらず(手前味噌!!)、栄養面、経済面等々さまざまな長所があるのであーる。
などといいながら、味(好み)・栄養(外食で野菜をとるのは大変ですよね)・経済(コンビニに行くと昼食以外も買ってしまう)以外での長所をあげますね。
まずは心理的効果。嫌だーはやく帰りたいーと思っている仕事中、晩のおかずをつめただけではあるが、いいえ、だからこそ! 弁当箱をひもとけば慣れ親しんだ食卓が広がるお手軽どこでもドア―、それは昼休みに広がる清涼剤、癒しなのであります。
というのがわたしの主張なのだけど、同居人と話していたところ、
「物理的に助かる」と言われ(目がやばかった)、はて……となり、懐に入れていた弁当で命が助かった的なあれかと思いきや、「休憩が15分くらいしかとれないときに(外に買いにも行けないから)助かった」との意。それは時間的に助かったのではなどと思いながら、いやしかしこれだけの良いところがあるお弁当。朝の二十分でこれだけ満足できれば最高なのではという思い、是非伝えていきたいので、良い機会があれば出馬とかしていきたいですね。
#短歌の目 ひらがなのかがみのめいろの
題詠 5首
1. 編
愛す子も愛さない子も等しくはだれぞ遺伝子編まれた先の
2. かがみ(鏡、鑑も可)
かの人ののち水滴のしぶきたる鏡の向こうの顔に色ぬる
3. もち
おもちさえあればなんにもいらないの 夏はおそばがあればなんにも
4. 立
おひとりで立ってるあなたは美しく、けれどみなにもさあれと云えず
5. 草
干し草は枯れた草とは違うもの? 牛のおちちをのんでる
テーマ詠
テーマ「初」
なんもかもきみにとられてしまっててこの先どうして歩いてゆける
なんもかも夢に出てきたくりかえしすべてがはじめてすべてがおわり
赤いものあげたかわりに色うせてずんぐり十字架世界を嗤う
以上、よろしくどうぞ!!
★追記(2/12) この月の短歌についていちおう書きました(がなにも書いていない気もする)